アクシデンタル・スパイ

身体ひとつ、本気のジャッキーがここに…。爆裂するのは、タンクローリーか!ジャッキーか!

ジャッキー・チェンが、地元香港に戻って細菌兵器を巡る国際的陰謀に巻き込まれた男の活躍をジャッキー本来の体を張ったアクションを繰り広げながら演じる。共演にはビビアン・スー。

香港で健康器具のセールスをしている中年男バック(ジャッキー・チェン)。孤児院育ちのバックはいまだに独身。彼の取り柄といえば、小さい頃からやっていたカンフーと、事件を事前に察知する不思議な予知能力。ある日バックはその特技で銀行強盗を阻止し、一躍ヒーローとなる。そんなバックの元へ見知らぬ男が現れ、バックの父が韓国で死の床についていると告げる。父の元へ駆けつけるバックだが、父は彼に謎の言葉を残して死んでしまう。謎を解明する為、トルコへと向かうバック。しかし、そこで自分がとんでもない国際的陰謀の渦中にいることに気づく…。


久々にジャッキー様を拝んじゃうわ!やっぱりアクションは身体を張ってなきゃ!リズミカルかつダイナミックじゃなきゃ!ということで観たワケですが、ナニよコレ?なんでジャッキー様映画なのに妙に暗いワケ?モテないのはいいとしても孤独すぎるぞ、バック。全編クラ〜イ。いやん。細菌兵器を巡っての陰謀に巻き込まれた男って設定かもしれないケド、爽やかな笑顔を全然見せてくれないジャッキー様なんてジャッキーじゃナイ。

ハリウッドでは思い通りのアクションが出来ないということで地元に戻って撮ったらしいですが、いまいち。トルコの市場でのジャッキー様が素っ裸で繰り広げるアクションなどはまぁまぁですが。え、別に素っ裸だからステキって言ってるワケぢゃナイですよ?とにかく明るさがない。ユーモラスかつ華麗なアクションを繰り広げるジャッキー様が観たいの。躍動感が感じられないなんてダメだ、ダメだ、ダメだ〜!ついでにビビアン・スーもいまいち。ミーだったら、ふらふらついて行かん。カルメン役のキム・ミンジョンにならどこまでもついて行きますが。

クライマックスの大掛かりなアクションシーンも大味すぎて眠くなりましたヨ。そういうワケでジャッキー様の華麗なアクションを期待して観ると、キッチリ裏切られる作品。
2001年/香港/108分/監督:テディ・チャン
特務迷城

「前バリして頑張るジャッキー様にはちょっと興奮」
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