アイ,ロボット

ルールは破られた、未来は守れるか。

ロボット3原則によって人間とロボットが共存する近未来を舞台に、ある科学者の死に疑問を抱いた1人の刑事とロボットとの戦いを描く。

2035年、シカゴ。家庭用ロボットが普及し人間の生活に必須となっている時代。そしてさらに革新的な技術による新世代ロボットNS-5型の発売が目前に迫り、新たなロボット社会の夜明けを迎えようとする直前。そのロボットの生みの親であり、ロボット工学の第一人者でもあるアルフレッド・ラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)が、勤務するUSR社のオフィスから墜落死する。博士の死は自殺と見られたが捜査に当たったロボット嫌いの刑事、デル・スプーナー(ウィル・スミス)は博士の開発したNS-5型ロボットに疑いを抱く。自らをサニーと名乗り、自分は特別だと語るロボット。

スプーナーはUSR社のロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)に捜査協力を依頼する。しかし、彼女はロボット3原則を理由にロボットが人間へ危害を加えることは絶対にあり得ないと主張する。


ウィル・スミスとロボットという組み合わせがなんとも違和感。デモ、ほとんど期待しないで観に行ったせいでしょうか。かなりの満足感。だって、いきなりウィル・スミスの裸体登場ですよ!CGじゃないわよね?生裸体よね?んまぁ、んまぁ!お美しいッ。上腕二頭筋が唸ってますわよ。大胸筋が盛り上がってますわよ。大臀筋の美しさを堪能できるシャワーシーンまでご披露。ウットリ。この時点で満足度ほぼ100%。筋肉バンザイ。

あ、USR社しかロボット開発の会社はないの?という小さな疑問があったり。やっぱり斬新なデザインなら○○社よね!とか、ちょっと機能は劣るけど安価な××社だわ!とかそういう選択は一切ナシですか。ちょっと寂しいかも。ロボット選択の自由が欲しいなぁ。1001体ロボットが並んでるシーンもアレ?割り切れんのに均等に並んでるロボットさん達。不思議。まぁそれはおいといて。サニーの造型、表情が素晴らしい。街並みは意外と現在と大差ナシ。デモ、そんな中フツーにロボットが行き交う様子が違和感なく描かれておりマス。モブシーンに異常に興奮するミーとしてはクライマックスのNS-5型ワラワラシーンに鼻息荒くなりマシタ。ちょっと動きがクモクモマンに似ているのはご愛嬌でしょうか。

スプーナーがロボット嫌いになった理由はなんとなく予想がついてたケド、まさかあんなコトになってるとは。「鋼の錬金術師」かよ。アシモフの「われはロボット」をモチーフにしてるとのことですが、単にロボット3原則を借りただけで、どっちかというと「攻殻機動隊」っぽいカンジ。ゴーストって言葉も出てたし。あちらよりは断然判りやすいケド。

1.ロボットは人間に危害を加えてはならない。2.ロボットは1に反しない限り人間から与えられた命令に服従しなければならない。3.ロボットは1及び2に反するおそれのない限り自己を守らなければならない。というのがロボット3原則だけど、あくまでも人間がロボットを作る時の原則。もしロボットに精神が宿ったら、なんてコトは説いてない。サニーはホントに精神性を得たのか、単に人間の精神性を巧妙にトレースした模倣精神なのかは不明ですが、○○を○○ことによって精神性を獲得したのかなぁと思ったり。ラストはなんとも抽象的。彼はあの場所に立ち、何をするのか。
2004年/アメリカ/115分/監督:アレックス・プロヤス
I, ROBOT

「ウィンク」
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