インデペンデンス・デイ

地球よ よく見ろ これが最後だ。

ある日、突然やってきた巨大UFO群。そして世界各国の主要都市上空に滞空したUFOは一斉に攻撃を開始する!地球の侵略を目論む異星人と人類の3日間の攻防を描いたSFパニック超大作。

7月2日。ホイットモア大統領(ビル・プルマン)は、地球に巨大物体が接近しているという報告を受ける。やがてその物体は異星人の宇宙空母であることが判明。数時間後には何十もの宇宙船が大気圏に突入した。同じ頃、ニューヨークのコンピューター技師、デヴィッド(ジェフ・ゴールドブラム)は宇宙船から発信される電波にあるパターンがあり、一種のカウントダウンの役目をしていることに気づく。そしてシルヴァーレイクでは休暇中の空軍パイロットのヒラー大尉(ウィル・スミス)が巨大なUFOを目の当たりにし、休日を返上してエドワード空軍基地に戻る。

巨大UFOの出現に街中が騒然となる中、デヴィッドは父ジュリアス(ジャド・ハーシュ)と共にホワイトハウスに向かい、元妻の大統領補佐官コンスタンス(マーガレット・コリン)を通じて、大統領にカウントダウンまであと45分しかないことを告げる。しかし時すでに遅く、宇宙船から突如放たれた怪光線によってロスやニューヨークは大爆発し、あっという間に灰と化す。

辛くも避難した大統領やデヴィッド達。そして彼らを乗せた飛行機はネヴァダ州のエリア51へ。そこには大統領さえ知らなかった事実が隠されていた。


この映画、デカいだけが取り得かと。決して面白くないワケではないが自宅でDVD鑑賞とかだと、その面白さは半減。なんといっても円盤デカい!音がデカい!爆発規模も半端じゃない!が売りですから。未確認飛行物体がある日突然、地球に訪問。一隻どころか数十隻。「未知との遭遇」を遥かに超える数とデカさ。UFOがデカ過ぎですよ。日照権侵害ですよ。いや、日照権どころの問題ではない!彼らは密かに通信している!カウントダウンしている!危機、危機!きっと攻撃に向けてのカウントダウンに違いない!

序盤は割とシリアスな展開だったのに、UFOとの攻防戦がはじまる辺りからとんでもなくハジけてきます。ウィル・スミス演じる空軍パイロットが宇宙人と空中戦を繰り広げた後、不時着して相手が宇宙人と知っても驚くどころか、「臭いんだよ!お前」とか言いながらボコったり。ミーがあの宇宙人だったら、「そういうお前はダンボ耳だろうがッ!」とか反論しちゃいますヨ。

展開もご都合主義としか言えませんが、そんなこと知るか!ってカンジでガンガンいきます。途中で大統領夫人の不幸などのしんみりエピソードもあるケド、とにかくデカく、派手に進みます。派手じゃないのはキャストだけ。個人的にジェフ・ゴールドブラムのお父さん役のジャド・ハーシュが懐かしくてちょっと嬉しかった←年がバレる。しかしジェフ・ゴールドブラムって科学者役が多いなぁ。まぁ大抵は風変わりな科学者ですケド。「ザ・フライ」とか「ジュラシック・パーク」とか「キャッツ&ドッグス」とか。

前半は「未知との遭遇」で、後半は「スター・ウォーズ」&「宇宙船艦ヤマト」のパクリ?としか思えない内容ですが、とにかくUFOがデカいです。お金はかかってます。こんだけお金かかってたら、もう根が小市民なKOROは「はい、お金かかっててスゴいです」って意味もなく卑屈になりそうなくらいです。お金がかかってないのはキャストだけ←しつこい

名作とはいえませんが、とにかく観せてくれる映画です。
1996年/アメリカ/145分/監督:ローランド・エメリッヒ
INDEPENDENCE DAY

「アル中親父や大統領が戦闘機に乗って戦っちゃいけません」
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