愛してる、愛してない…

あなたがバラをくれたから、私は心にケガをした。私はあなたを絶対幸せにする!!

オドレイ・トトゥ主演のロマンスもの。

美術大生のアンジェリク(オドレイ・トトゥ)は、心臓外科医のロイック(サミュエル・ル・ビアン)と不倫の仲。彼には弁護士で妊娠中の妻がいるが、離婚は時間の問題。アンジェリクはロイックに出会いの記念として1本の薔薇を贈る。あるパーティーで、同じ年頃のダヴィッドに声をかけられても彼女はロイックのことで頭がいっぱい。ダヴィッドのことなど眼中にない。

公園で子供と遊ぶロイックをスケッチしたり、デッサンの授業中でもモデルの顔をロイックそっくりに描いたり。ある日、アンジェリクがベビーシッターをしていた家族がしばらく家を空けることになり、留守番役として住み込むことになる。そこはなんとロイックの自宅のお隣。彼の近くにいつもいることが出来、幸せいっぱいのアンジェリク。だが、裁判所の前でロイックと妻が寄り添っているのを目撃した頃からアンジェリクの様子はどこかおかしくなっていく。


怖え〜よ〜ッ!「アメリ」な女の子があんなことになっちゃってるよぉ!というか、こんなオチかよ!びっくりしたわ。救われんわ。オドレイ・トトゥが可憐に○○ー○ー演じてますよ!アンタ、ツワモノだよ。最強だよ。笑顔で人が○○るタイプだな。しかしですね。内容が内容だけに詳しく書けんッ!ナニ書いてもネタバレになるよ!作品のジャンルさえ、はっきり書けんわ!…なんだ「オドレイ・トトゥのロマンスもの。」というテキトーな表記は。奥歯にモノが挟まったかのような表現。う〜む、スッキリしない。サクっとネタバレしたいケド、KORO的ルールでネタバレなし感想なのよねぇ。困った、困った。

とにかく。冒頭はキッチリ、ハートフルな恋愛モノの様子デス。素晴らしく映像がキレイ。薔薇色の鮮やかさよ。しかし、その美しい映像とオドレイの屈託のない笑顔の為に「アメリ」的なものを期待してるとキッチリ裏切られマス。そして、その「裏切られた感」が重要な作品だったりシマス。監督とオドレイ・トトゥが「アメリ」のイメージを逆手に取ったとしか思えん内容。だって、オドレイ・トトゥが演じてるから「ナンなんだ、このオチは!」と驚愕するんであって、他の女優が演じてたら多分さほど衝撃はなかったかも。「アメリ」抜きでこの作品を単独で評価したら、なんかチョット変な作品だったなぁくらいの感想かと思われる。う〜む、監督とオドレイ・トトゥの悪意を感じるなぁ。

原題だと、そこはかとなく作品の内容が判る。しかし邦題はまんまロマンスもの。ミーも邦題タイトルに腰が引けて、未鑑賞だった。デモ、知り合いに「騙されたと思って観て」と異常に激しく薦められ、ロマンスものかよと何の期待もなく観たのです。そしたら、アナタ。コワッ。アンジェリクの装いからしてコワッ。ナニがどうおかしいって言われたら明確には答えられないんだけど、彼女のファッションがどこか変なのよ。○○い雰囲気醸し出してるのよ。もう天使のような笑顔さえ、どこかいびつ。あ〜ッヤバイヤバイ!ネタバレ寸前ッ!

以上、現場からKOROがお伝えしましたッ!観てください!とにかく観てください!デモ、事前に「アメリ」は観といた方がヨイ。
2002年/フランス/96分/監督:レティシア・コロンバニ
A LA FOLIE... PAS DU TOUT
2008.02.28記

「あんな力作コラージュはイヤだ」
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