オーシャンズ11

ハリウッド史上最強の犯罪ドリーム・チーム

ラスベガス大通りの地下200フィートにある巨大金庫から、1億5,000万ドルを盗み出せ!

ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシア、マット・デイモンといったビッグ・スター共演による、シナトラ・ファミリー総出演の「オーシャンと11人の仲間」のリメイク作品。

保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は刑務所暮らしの間にとんでもない犯罪計画を練り上げていた。それはラスベガスの3大カジノの現金全てが集まる巨大金庫を破って1億5,000万ドルもの大金を盗み出そうというもの。厳重な警戒とセキュリティシステムを突破する為、オーシャンは相棒のラスティ(ブラッド・ピット)に話を持ちかけ、計画の遂行に不可欠な各分野のスペシャリストのスカウトを開始する。やがて集まる11人の選りすぐりの犯罪スペシャリスト達。彼らが計画したミスの許されない秒刻みの強奪作戦の結末は?


オリジナルの「オーシャンと11人の仲間」は観てませんが、けっこう不評だったらしいデス。まぁオリジナルは知らないし、一応話題作ということで観たワケですが、いたってフツーの出来でした。過去の泥棒3傑のネタのトコとかは面白かったケド。オリジナルでサミー・デイヴィスJrが演じたバシャーをTVドラマでサミー・デイヴィスJr役を演じたことのあるドン・チードルが演じたトコとかもいいかなとは思いましたが。

ジュリア・ロバーツがキレイぢゃナイ。その一言に尽きます。ダニーの離婚寸前の妻テス(ジュリア・ロバーツ)を見かけたラスティが、ライナス(マット・デイモン)に「キレイだろ?」って言うシーンで一緒に観に行った友達と「ハァ?」とか言っちゃいましたからね。あ、ちなみにこの映画観た時、観客13人←数えるなよ

とにかくジュリア・ロバーツが終始つまんなさそうな表情にしか見えません。全然、彼女が魅力的じゃないからダニーの行動も理解出来ない。スターを集めればイイってもんじゃないなぁとか思ったり。冷酷非道と評されてるカジノ王ベネディクト(アンディ・ガルシア)も、役不足。憎々しげに見えません。どっちかというと憎めないキャラ。日本人のお得意さん(?)に日本語で話しかけてるトコとか。個人的にはエリオット・グールドが出てたのが、ちょっと嬉しいような悲しいような。「M★A★S★H マッシュ」の時のトラッパー・ジョンはドコへいったの?すっかり貫禄たっぷりになってしまった彼の姿はショックがデカかった。

ジョージ・クルーニーのスーツ姿がなかなかカッコ良かったのは「あら?」ってカンジ。ちょっと惚れそうになっちゃいました。犯罪を描いていながら、暴力シーンがほとんどナイのもいいかも。11人じゃなくて5人くらいにしたら、それぞれのキャラを掘り下げることが出来てもっと面白くなったんじゃないかなぁ。別にラスティ役をブラピがやる必要ないような気がしたし。マット・デイモンもそんなに活躍しないし。

豪華なキャストによる豪華な物語を期待するとキッチリ裏切られる作品ですが、プロモーションビデオ的に観ればいいカンジかも。デモ、ジュリア・ロバーツはいかん。
2001年/アメリカ/116分/監督:スティーヴン・ソダーバーグ
OCEAN'S ELEVEN

「ブラピと2歳違いなのに20歳も離れてるように見えるのを気にしてるクルーニー」
アイ★ラブシネマTOPに戻る