真実と向い合えるのは愛を知る者
「レッド・オクトーバーを追え!」、「パトリオット・ゲーム」に続き、CIAの情報アナリスト、ジャック・ライアンの活躍を描いたシリーズ第3弾。
大統領の友人であるハーディンがクルーザーの中で一家もろとも殺害される。逮捕された犯人はコロンビアの麻薬組織の一員だった。麻薬撲滅を公約としてきた大統領は「麻薬カルテルはアメリカにとり、今そこにある危機だ」と密かに対処措置を補佐官に厳命する。CIA情報担当副長官ジャック・ライアン(ハリソン・フォード)は、ハーディン事件の背後の捜査に当たる。その結果、被害者が麻薬カルテルのマネーロンダリング役だったらしいことを突き止める。そしてカルテルの資金を着服したために殺害されたと推測したライアンは大統領にそのことを報告するが、ライアンの知らないところでカルテル撲滅の極秘作戦は着々と進行していた。事件解明のためコロンビアに向かうライアンだったが…
冴えないおっさん、ハリソン・フォードが演じるジャック・ライアンなんて、どうでもいいのよ!ウィレム・デフォーが拝めれば全ては万々歳なのよ!「レッド・オクトーバーを追え!」も「パトリオット・ゲーム」も観てるケド、主人公ジャック・ライアンが好きだからじゃないわ!トム・クランシーの原作の熱烈なファンでもないわ!渋い爺さんのショーン・コネリーとか悪役顔ショーン・ビーンが拝みたいからよ!なので骨太なストーリー展開に唸る前に渋い爺とか悪人顔を拝んで、悶えてたりする間違ったジャック・ライアンシリーズ鑑賞法をしておるKOROです、ボナペティ(意味不明)
あ、とりあえず内容。麻薬絡みの事件を調べていたライアンが、南米で起きた一部のCIAによる麻薬組織に対する非合法作戦に気付き…。みたいなカンジ?少ないデフォー様出演シーンに全神経集中させてたせいか、面白そうなストーリーなのにウロ憶えですヨ。タイトルもなるほどなぁって観終わったあと思ったような?ただ、ライアン役が既にこの頃おじいちゃん臭が漂ってるハリソン・フォードなんで、アクションが冴えないカンジ。もっさりした動きと情けない表情満載のジャック・ライアンに違う意味でハラハラドキドキですよ。思わず「おじいちゃん、ガンバレ!」と応援しちゃいマシタよ。まぁ、セガールみたいに超人的に強いワケでもなく、ただ単に熱血漢なだけのおっさんが頑張ってるトコはいいかも。正義感だけが取り得ともいえるくらい誠実路線まっしぐら。大統領と対峙するシーンは、いくらなんでもカッコ良すぎるだろッと軽くツッコンだりしたケド。
とにかくKORO的にはウィレム・デフォー。なにはなくともデフォー様。彼の邪笑にフォーリン・ラヴ。役柄的には合ってるのかは多少、疑問ですが。
しかし、アメリカ的といえばアメリカ的なエンディングだったなぁ。
1994年/アメリカ/131分/監督:フィリップ・ノイス
CLEAR AND PRESENT DANGER