THE EYE

見えたのは、せつない恐怖。

「レイン」で世界の注目を集めたオキサイド&ダニー・パン兄弟のホラー・サスペンス。

幼い頃に失明したマン(アンジェリカ・リー)は角膜手術を受け、視力を回復する。だが彼女は手術直後から不可解な出来事に遭遇する。

夜中に目撃した黒い人影。隣で寝ていたおばあさんの死を看護婦から知らされるマン。昨日の夜、おばあさんを見たのに?退院後、心理療法士ワ・ロー(ローレンス・チョウ)のもとへ通いながら徐々に視界のある生活に馴染んでいくマンだったが、不可解な現象や人物を目にする機会は続き、彼女は次第に不安と恐怖に苛まれていく…


オープニングがイイ。全然、お金がかかってないカンジだけどセンスを感じる。なんだか怖そうよ!と期待大。デモ、それほど怖くありませんデシタ。ガーン。せっかく夜中に照明落としてロウソクの灯りだけで鑑賞したのに!←やりすぎ

男の子のシーンやエレベータでの恐怖体験とかはそれなりにドキドキ。それと習字のシーン。さすがにウワッとか小声で叫んでみました。なんだか試写会では恐怖のあまり最後まで観れない人が続出!とかニュースになってました。ついでに公開直後だったか、実際に霊の姿が映ってる!と話題になってたような?そんなカンジで興味津々で鑑賞したワケですが、無事滞りなく最後まで鑑賞。霊の姿?とかいうシーンなんて一時停止してじっくり見つめてみたケド、よく判んなかったワ。

期待していたほどではなかったですが、それを補って余りあるほどアンジェリカ・リーがカワイイ!ちょっと本上まなみに似てマシタ。彼女のカワイイ顔を観れるだけで点数アップです。特に目がイイ。目力(?)を感じるわ。なんだか彼女だったら、見えないものまで見えちゃうわよ!というのが真に迫って感じられてヨカです。

微妙に「リング」に似てない気がしなくもないですが(高速道路?にいたおじさんのポーズとか)、アジア的なジメジメ、ジワジワくる恐怖感がなかなかデシタ。ただ、ミーは少々ホラー不感症ですのでそれほど恐怖に打ち震えはしませんでしたが。

物語は後半から何故マンが見えないものが見えてしまうのかという謎解きに変わっていくのですが、ここらへんからは更に「リング」なカンジが強くなったり。デモ、なかなか展開が良かったのでOK。ただラストは個人的にはハァ?ちょっと無理があるような。あのまま生きていくよりはその方が楽なのかもしれないケド、悲しいかも。
2002年/香港・タイ・イギリス・シンガポール/99分/監督:オキサイド・パン、ダニー・パン
THE EYE

「トムちんがリメイク権を獲得ですと」
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