バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3

ついに最後のアドベンチャー!!全ての疑問が解き明かされる―いよいよシリーズ完結!

前作のラストでデロリアンと共に消えたドク(クリストファー・ロイド)。彼は19世紀末の西部開拓時代に飛ばされておりました。そしてデロリアンが故障してもう現代には戻れないという手紙を1955年にいるマーティ(マイケル・J・フォックス)に送ります。しかし、ドクは手紙を送った直後ビフの曽々祖父ビュフォード・タンネン(トーマス・F・ウィルソン)に殺されることが判明。19世紀のドクを助けなきゃ!マーティは1955年のドクの力を借りて1885年へと飛びます、飛びます。

どうにか無事開拓時代に飛んできたマーティですが、ふらりと入った酒場でタンネン一味に縛り首にされかけたり。そんなマーティを救ったのはドク。ついでにしっかり、ちゃっかり女性教師クララ(メアリー・スティーンバージェン)と恋に落ちてたり。デモ毎度のごとくビフファミリーに邪魔をされマス。そして明日は墓碑名に刻まれたドクの死ぬ日…


前作とはうって変わって、ほとんどが1885年の世界で繰り広げられる西部劇チックな第3作目デス。前作と並行して作られたこともあって2から3への伏線は見事。ただ全体的にこぢんまりとしたカンジ。開拓時代の雰囲気はとても出てていいのですが、スピード感がないのかなぁ?

さて今回の主役はマーティではなくドク。恋なんかしちゃってますよ。そんなコトしたら歴史変わっちゃうわよッ!アンタが歴史に干渉してどうするのよ!恋に落ちてジタバタするドクの様子は見ていて微笑ましいが、どうもノリがいまいちの今作は前2作のように繰り返し鑑賞してないのよね。多分2、3回くらいしか観てない。時代が時代だけにそうそうタイムマシンを動かせるワケではないのは判るが、なんだか「これはバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズなのか?」という疑問が拭い去れないので。やっぱり過去と未来を行ったり来たりして欲しい。

まぁ多分、出来にいまいちご不満なのはクララがKORO的にお好みでなかったというのが大きいかもしれない。「エ〜メ〜ット〜ッ!」とウルサイったらありゃしねぇ。あの時代であれくらい行動的であるという点にドクは激しく惹かれたんでしょうがミーは好きになれん。「荒野の決闘」のリンダ・ダーネルみたいなお姉さん希望。萌え。

ラストはやや強引だし、ドクのセリフがちょっと説教じみてますが、シリーズ通してこれだけ楽しめる作品はなかなかナイと思います。
1990年/アメリカ/119分/監督:ロバート・ゼメキス
BACK TO THE FUTURE PART III

「1、2、3とポスターも凝った作り」
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