バットマン

DCコミックのスーパー・ヒーローを巨費を投じて映画化。ゴッサム・シティにはびこる悪を粉砕するバットマンと謎の犯罪組織のボス、ジョーカーとの戦いを描く。

ゴッサム・シティ。今夜も悪人がバットマンと呼ばれる謎の人物によって退治された。報道カメラウーマン、ヴィッキー(キム・ベイシンガー)は、そのバットマンの正体をつきとめようと躍起になっていた。ある日、警察長官を取材するため大富豪の邸宅パーティを訪れた彼女は、屋敷の当主ブルース・ウェイン(マイケル・キートン)にたちまち魅かれる。実は彼こそがバットマンで、その夜も彼は化学工場を襲った暗黒街のボス、グリソム(ジャック・パランス)の部下ネピア(ジャック・ニコルソン)を退治するのだった。しかし、廃液の毒を浴びたにも関わらず生き延びたネピア。廃液により容貌が一変したネピアはジョーカーと名乗り、バットマンへの復讐に燃える。


バットマンシリーズ第1作目デス。主役のバットマンな上にハンサムかつ大富豪なブルース・ウェインをマイケル・キートンが演じてマス。どこがハンサムなのよッ。KORO的にはビートルジュースのイメージしかないわよッ。まぁ“ハンサム”なというのは彼が降板した3作目からということで。デモ、ハンサムでなくて、しかも額が必要以上に広い(つまりハゲ?)なマイケル・キートン演じるバットマンが一番好きだったりします。バットマンのコスチューム姿なんて一番サマになってる気がするし。広すぎる額も隠れるし。デモ、全然首を捻らないのは何故?ムチウチ?としか思えないほどバットマンたら首を捻りマセン。なのでところどころ動作が不自然だったり。

単純にヒーロー大活躍な娯楽作品ではなく、暗〜い過去を引きずったヒーローものにしたトコも気に入ってたり。ジョーカー誕生のシーンも暗い。しかしジョーカーを演じるジャック・ニコルソンの怪演ぶりが凄まじい。好き勝手やっちゃってマス。特に美術館襲撃のシーンはお気に入り。次々と芸術作品をダンスしながら破壊していくシーンは必見デス。でもジョーカーったら鑑賞眼があるのか、ある作品だけは破壊しなかったり。趣味がよろしいようです。大演説をぶったあとに「ペンは剣よりも強し!」といってホントにペンで人を刺しちゃうトコとか。ジャック・ニコルソン以外にジョーカー役は演じ切れないとゆ〜か、暴走しすぎだろうというか。おかげで主人公のバットマンの影が薄い。ついでに髪の毛も薄い←しつこい

ラストは頭のキレるジョーカーにしてはオマヌケでしたなぁ。笑えたケド。この作品以降の敵役はただ単にコミカルなだけなカンジがしてKORO的にはいまいち。

あ、キム・ベイシンガー。美しいワ。スタイルいいわ。金髪がステキよ。それだけで満足。彼女の叫ぶシーンに大興奮デスよ。デモ、すぐに正体を明かすブルースはいかん。ヒーローは孤独なのだよ!孤高でなくてはいかんのだよ!女にうつつを抜かしちゃいかんのだよ!そういうワケで少々減点ざます。

ヒーロー、敵ともに暗い部分を心の奥に秘めたバットマンシリーズの中でも特に暗さが際立つこの作品ですが、セリフなどもウィットに富んでいてオススメです。
1989年/アメリカ/127分/監督:ティム・バートン
BATMAN

「DVD収録の日本語吹き替え版でジョーカーを演じるのはデーモン小暮。え?」
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