スタッフ・キャスト、それにデザインを一新したおNEWバットマン登場。監督がティム・バートンからジョエル・シューマカー(え?)、バットマンはマイケル・キートンからヴァル・キルマーにチェンジ。
ゴッサム・シティ。敏腕検事だったが法廷で硫酸を浴びせられ、容貌、人格ともに変わり、狂気の人となったハーヴェイ・デント(トミー・リー・ジョーンズ)は怪人トゥー・フェイスと名乗り、銀行を襲撃。しかしバットマン(ヴァル・キルマー)の活躍により、多重人格に悩むトゥー・フェイスはアーカム精神病院へ。バットマンの表の顔、ブルース・ウェインの会社の研究員エドワード・ニグマ(ジム・キャリー)は、ウェインに自分が発明したマインド・コントロール装置をバカにされ憤慨。工場長を自作の実験台にして殺害、ナゾナゾ怪人リドラーとなってウェインに奇妙なナゾナゾを送りだす。バットマンという裏の顔に悩み、カウンセリングを受けに精神科医チェイス(ニコール・キッドマン)のもとへ訪れるウェイン。お互い惹かれ合う2人はサーカス見物に行くが精神病院を脱走したトゥー・フェイスに襲撃され、空中ブランコ乗りのディック・グレイソン(クリス・オドネル)は家族を失う。ウェインに引き取られたディックはふとしたことから、ウェインがバットマンであることを知り…
トゥー・フェイス&リドラーのW強敵に加えロビンまで登場シマス。賑やかというか前2作の暗な雰囲気を陽に変えちゃってマス。う〜む、バットマンはダークでこそバットマン!なんなんだ、この賑やかぶりはッ!あ、監督がジョエル・シューマカーだ。仕方ないかも。別にキライな監督ではないし、けっこう彼の監督作品は観てるケド、面白いが印象に残らないというか。よく言えば手堅い?はっきり言えば無難?
トゥー・フェイス。メイクが怖ッ。直視出来ないわよ。大体リドラーがいるんだから、ユーは理知的な悪役でなくちゃ。狂気さが薄ぺっらいというか。ただ単に異常なだけなんですよ。理性から垣間見える狂気というのが一番コワイのに。残念無念。ニコール・キッドマンはカワイイだけで影が薄い。パンツ(しかも否セクシー)見せてくれたのは驚いたケド。ヴァル・キルマーが意外とカッコよかったので、ちょっと驚いた。なんか彼にはモッサリした印象しかなかったので。
登場を待望されてたらしいロビン。足手まといなだけ。ついでに何故か彼が出てきたことでこの作品が○○な香りプンプンなカンジに。ミーの気のせいかしら?オリジナルみたいなタイツ着用希望。あのズルズルタイツがロビンの醍醐味(?)だったのにぃ。クリス・オドネルはミーのイメージとちがうのよねぇ。そういやドリュー・バリモアもひっそり出演してマシタなぁ。
キャスト的にも内容的にも派手にはなってますが、色んな要素を詰め込み過ぎたのか、やや駆け足的展開で散漫な印象の作品デス。
1995年/アメリカ/119分/監督:ジョエル・シューマカー
BATMAN FOREVER