ゴッサム・シティに突如現れた謎の怪人ペンギン。ゴッサム・シティの実力者と手を組み、町を裏から支配しようと画策するペンギンを阻もうとするバットマン。しかしそんなバットマンの前にキャットウーマンと名乗る新たな敵も現れ…
ある雪の降る夜。ひとりの赤ん坊が川に捨てられた。裕福な家庭に生まれたが、奇形児だった為に両親に捨てられたのだ。やがてその子は、ペンギンたちが生棲する地下の下水道へと流されていった。33年後、現代のゴッサム・シティ。賑やかなクリスマス・イベントが始まろうとした頃、ペンギンと名乗る男(ダニー・デヴィート)が部下たちを引きつれ、街を恐怖に陥れる。彼は33年前に捨てられた赤ん坊だった。街の実力者シュレック(クリストファー・ウォーケン)を誘拐し、彼の悪行をネタに自分の両親探しを手伝えと脅すペンギン。シュレックはゴッサム・シティの電力を全て我がものにしようと画策していのだ。だが、そのことが秘書のセリーナ(ミシェル・ファイファー)に知られてしまい、彼女をビルの窓から突き落とし殺害を図る。しかし、セリーナは奇跡的に助かる。その事件を機にキャットウーマンとして生まれ変わり、マックスに復讐を誓うセリーナ。一方、ペンギンはマックスと結託して自分の両親探しを市民にアピールしつつ、その実ゴッサム・シティを乗っ取ろうと企んでいた。その野望に気づいたバットマン(マイケル・キートン)だったが…
前作と同じくマイケル・キートン演じるシリーズ第2作目デス。ジャック・ニコルソンほどの強烈キャラの悪役に代わる人材に苦労したのでしょうか、ペンギン&キャットウーマンというW攻撃ですよ。キャットウーマンが悪役かというとちょっと疑問ですが。しかしペンギンどうよ?ってカンジ。傘は欲しいような気もするが。ミシェル・ファイファーのキャットウーマンはセクシー。ツギハギボンテージに「ぽっぽ〜!」ですよ。しかしこの2人の取り合わせってなんだか女王様と下僕?まぁヨイ。デモ、1966年作の元祖バットマンでのキャットウーマンたらおばさんですよ?ついでに日本語吹き替えでは「〜ざましょ?」とかしゃべってマシタよ!「ざましょ?」って。スネ夫のママか?まぁ、DVD買い直したら、しっかり吹き替え版のセリフが変わってましたが。「ざましょ」攻撃はなくなったケド、やたらべらんめぇ口調になってた。あらまぁ。それはおいといて。
前作よりも娯楽色が強くなっており、より多くの方々が楽しめる作品になってると思います。ただ前作を観てないと判らない部分も多少ありますが。個人的にはクリストファー・ウォーケンさまが出演しているのも嬉しい限り。ステキ。髪型はステキぢゃないケド。相変わらず出てくる小物が遊び心に富んでてヨロシイですなぁ。ペンギンの傘とか、アヒルの乗り物とか。それと何億もかけてるらしいのに、これっぽちもそんなコトを感じさせないセットとか←褒めてるのか?
あ、前作にも増して主役のバットマンについて語ってナイ。相変わらずヒーローにしては額が広すぎるし、見た目的にも背もそれほど高くなく、筋肉モリモリでもないブルース・ウェインですが、観直してみるとやっぱり一番シックリくるんですよねぇ。そんなワケで1作目と共にお気に入りな作品デス。
1992年/アメリカ/128分/監督:ティム・バートン
BATMAN RETURNS