バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲

ゴッサム・シティにまたしても新たな怪人出現。全てを凍らせ、街を氷の王国にしようと企むMr.フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)がゴッサム・ミュージアムを襲撃、展示されていたダイアモンドを奪おうと画策。Mr.フリーズの正体は、元々はノーベル賞に輝くほどの高名な分子生物学者だったが、研究所の爆発事故で凍結液を浴び、身も心も氷のように冷酷になってしまったフリーズ博士。

ゴードン警視総監(パット・ヒングル)からの報せを受けたバットマン(ジョージ・クルーニー)はロビン(クリス・オドネル)と共に現場に向かうが、フリーズ・ガンであらゆるものを凍らせてしまうMr.フリーズの前になす術もなく、Mr.フリーズを取り逃がしてしまう。同じ頃、植物学者パメラ・アイズリー(ウマ・サーマン)は、食虫植物の毒液の中に落ち、魔性の美女ポイズン・アイヴィーとして生まれ変わり、武器である愛の花粉をばら蒔き男たちを誘惑。バットマンとロビンも毒牙にかかり、アイヴィーの虜になる。やがてゴッサム・シティを征服すべく、ポイズン・アイヴィーと結託したMr.フリーズがバットマンの前に立ちはだかる。果たしてバットマンはゴッサム・シティを守れるのか?


バットマンシリーズ4作目の敵は、ゴッサム・シティを氷の世界に変えるという野望を抱くMr.フリーズ。なんと演じるのはシュワちゃんですよ。悪役は「ターミネーター」以来13年ぶりですと。あんまり憎々しくはないですが。2作目以降、定着した感のあるW悪役のもう一方はウマ・サーマン扮するポイズン・アイヴィー。あぁ、彼女のフェロモン攻撃をミーも受けたいッ!キャットウーマンに勝るとも劣らない悪な美女ぶり。素晴らしい。久しぶりに「ぽっぽ〜ッ!」ですよ。あ、バットマン役はジョージ・クルーニーです。一気に老けたなぁ、ブルース・ウェイン。青年実業家じゃなかったのか?ロビンに加え、バットガール(アリシア・シルヴァーストーン)まで登場ですヨ。つ〜か彼女太りすぎ。バットガールのコスチュームがパッツン、パッツンでしたヨ。

え〜と、この作品はバットマンシリーズじゃありませぇ〜ん!「バットマン フォーエバー」もやや違和感でしたが、これはもっと違和感満載。なんだかちがうのよ!Mr.フリーズのキャラもバットマンの雰囲気と合ってないわよ!冷却ビームのエフェクトが安っぽいのよ!シュワちゃんは好きだけど、バットマンシリーズに彼が出るのは激しく違和感。それにバットマン老け過ぎだし、ロビンもバットマン&ロビンとタイトルになってるほどなのに、ただ単にバットマンの足を引っ張るだけ。

とにかくKOROにとってはポイズン・アイヴィー以外は期待外れの作品デシタ。う〜む、原作ファンはどう思ってるのかワカリマセンが、少なくともジョエル・シューマカーのバットマンよりもティム・バートンのバットマンの方がミーはバットマンらしいと思うのですが。
1997年/アメリカ/124分/監督:ジョエル・シューマカー
BATMAN&ROBIN

「ジョージ・クルーニーはこの作品をキャリアから消したいらしい」
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