人間とヴァンパイアとの間に生まれたブレイドが、ヴァンパイア・ハンターとして活躍するアクション・ホラー。
母親が臨月の時にヴァンパイアに襲われたのが元で人間とヴァンパイアの混血として生まれてきた男、ブレイド(ウェズリー・スナイプス)。彼はヴァンパイア・ハンターとして今日も吸血鬼たちを狩っていた。彼は我が身の忌まわしい運命を呪いつつ、世界征服を目論むヴァンパイア達を抹殺する使命に燃えていた。強敵クイン(ドナル・ローグ)を捕らえて焼き尽くしたブレイドだが、検死に回されたその遺体は起き上がり、女医カレン(ウンブッシュ・ライト)に咬みつき逃走する。血清を注入して彼女を助けるブレイド。同じ頃、人間社会と共存し続けてきた純血種ヴァンパイアのリーダー、ドラゴネッティ(ウド・キアー)は、ブレイドの母を襲った張本人であり、世界征服の野望を抱くフロスト(スティーヴン・ドーフ)に警告を発していた。彼は古代予言書を解読し、全能の力を得ようと企んでいたのだ。やがて予言書を解読したフロストは全能の力を得る為にブレイドをアジトの暗黒院へとおびき寄せるのだった。
ヴァンパイアが刀でアクション!素晴らしい。ウェズリー・スナイプスの動きがこれまた美しい。超人すぎてヴァンパイア界のスティーヴン・セガール?とか思っちゃいますケド。とにかくダークヒーローものが好きなKOROとしてはこの作品はかなりお気に入りです。微妙なB級感覚もステキ。ついでにスティーヴン・ドーフもヨカですなぁ。ラストはもうちょっと全能パワー見せつけてくれてもいいんじゃないの?と思いましたが。
スナイプスの刀アクションやダークな映像、雰囲気はかなり好きなんですが、ちょっと話しが冗長なトコは減点。この手の作品で2時間は少し長いような。原作アリということで原作の背景などを説明しようとしたのか細かなエピソードが色々盛り込まれてますが、それがストーリー展開をモッサリした印象にしてる気がする。なので微妙に盛り上がりに欠けるというか。アクションシーン以外は少々眠気がしたり。しかし、ブレイドが刀でバッサバッサと敵を斬り倒し、対ヴァンパイア用の銃でガッツンガッツン撃ちまくる様はホントにスッキリしますなぁ。なので何度も観てたり。ラストのブレイドがまたクール。ダークヒーローものが好きな方にはオススメです。
1998年/アメリカ/121分/監督:スティーヴン・ノリントン
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