俺が倒せるか！！

人間とヴァンパイアとの間に生まれたヴァンパイア・ハンター、ブレイドの活躍を描いたアクション・ホラーの続編。

あれから1年後。今もブレイド（ウェズリー・スナイプス）は武器発明の天才・スカッド（ノーマン・リーダス）を相棒にヴァンパイア狩りを続けていた。そんなある日、ブレイドのもとに宿敵ヴァンパイア、ダマスキノス（トーマス・クレッチマン）の娘ニッサ（レオノア・ヴァレラ）がやってきて休戦を持ちかける。かつてない強敵スーパー・ヴァンパイア・“リーパーズ”が出現したのだ。リーパー菌という特殊な菌に冒された彼らは超人的な運動能力と力を持ち、ひたすらに血を吸い尽くし、旧世代ヴァンパイアをも餌食にしてしまうという。そんな強大な敵を前にブレイドはダマスキノスらとチームを組み、リーパーズ退治に乗り出すのだが。

ブレイドが帰ってきた！ついでにノーマン・リーダスまで出てる！ああん、ロン・パールマンも！おまけにドニー・イェンまで出ちゃってるわよッ！赤毛のお姉ちゃんはドリュー・バリモアか？←違。しかし。ノーマンはデブってるし、アレだし、ドニー・イェンはセリフなしな上に出番が少なかったケドね（号泣）

まぁヨイ。とにかくヴァンパイア・ハンター、ブレイドの華麗な刀アクションが楽しめればヨシ！さぁジャンジャンやってくれ！カモ〜〜〜ンッ！…アレ、刀アクションが大幅に減ってるような？ついでにCGバレバレのアクションシーンにも寒々とした気分になったり。大体ブレイドは孤独なダークヒーローなのよ？チーム組んでちゃイカンのでは？組んでもいいけど、それによってブレイドのアクションが大幅に減るっていうのは納得出来ないわよ！KOROちゃん、ぷちショック。前回にも増してストーリー展開がモッサリなのもなぁ。しかもストーリーの中心がブレイド本人ではなくて敵側のヴァンパイア達の方にあって、ブレイドがなんだか脇役っぽいわよ？もっと彼の戦闘前に首をコキコキって鳴らすシーンが観たいのに！見得を切るブレイドの姿が拝みたいのにッ。

中盤ははっきり言って展開がダルいし、ずっと画面が暗いので睡魔に何度も襲われそうになる。ヴァンパイア精鋭集団の名前が「ブラッド･パック」。1980年代の青春映画スター集団かと思った←それはブラット・パックだろ。そしてリーパーズがかなりキモい。「ブレイド」をお耽美系ヴァンパイアものと期待して観る方はいないかと思われマスが、それにしてもあの造形はいただけん。血を吸うとこも気色悪い通り越して笑えた。どう見ても「血ィ吸うたろか」状態。

そんなカンジで、どうも今回のブレイドはKORO的にはいまいちと思いましたが後半はやや盛り返してくれましたヨ。彼が実は○○○○でした〜っていうのにハァ？とか思ったり、ある人物が素手でヴァンパイアと戦うシーンは「アンタは最強ヴァンパイア・ハンターか？」とツッコミたくなりましたケド。というかその前に○○んでた筈では？そこらへんの展開にご都合主義だなぁとか思ったり。ブレイドが○のプールから蘇るシーンはカッコイイいいケド。ブレーンバスターしてくれるし。まぁラストはそんなトコからゴツイおっさんが登場したら、それだけでショック死やろ！というか。お約束を果たすためとはいえ、ヒーローが○ン○ロに潜んで待ってるのは情けないような。

グロテスク度がアップしてる上に終始画面が暗くて観にくいし、ストーリー展開もなんだかなぁですが、ブレイドの超絶腹筋さえ観れれば満足という方はどうぞ。
2002年/アメリカ/118分/監督:ギレルモ・デル・トロ
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