私立探偵のトム・ウェルズ(ニコラス・ケイジ)は、ある大富豪の未亡人から奇妙な依頼を受ける。亡き夫の遺品の中にあった8mm映画について調べて欲しいというのだ。だが、その8mmフィルムに映っていたものは、少女の殺害シーン。これは本物のスナッフ(殺人)・フィルムなのか?調査を進めるうちトムはハリウッドの裏側に潜むアンダーグラウンドの世界へ。真実をつかんだトムのとった行動とは…
暗い…。作品自体もだけどモト冬樹、いえニコラス・ケイジが。まぁあまり彼の作品って観てるワケではないんですが、役柄的に彼のキャラに合ってないんじゃないのとか思いマシタ。「セブン」と同じ脚本家ということで、面白いのかなァと観に行ったんですが、鑑賞後、微妙に胃が重くなったり。
ホラーとかは全然平気だけど、この映画の中に出てくる裏ビデオ映像や○○な写真のシーンは胸がムカツク。ラストもはっきりいって後味悪い。たしかにそれしか方法はなかったのかも知れないケド、もう少しヒネリないのかと思っちゃったワ。まぁ唯一ホアキン・フェニックスが出てるのがミーにとっては救いデシタ。彼の少々プクっとしたお腹は減点モノですが。
あ、公開時には気にも留めなかったというか、知らなかったワケですが「処刑人」のノーマン・リーダスがチョイ役で出てるってことで再度鑑賞シマシタ。モト冬樹ニコラス・ケイジの馬面に耐え、暗い画面にも耐えること数十分。キターーーッ!…問題のフィルムに映ってたと思われる少女の元ボーイフレンド役デシタ。出演シーン約1分半。しかも住居侵入の罪で服役してますわよ!オレンジ色のつなぎ姿でモップ掛けしてる姿が初々しいわよ!「ブレイド2」の時みたいにデブでなくてホッとシマシタ。んん〜満足。
あら話しが逸れちゃったかしら?この作品は全編ダークだし、アングラだし、ラストもすっきり爽快感がないのでニコラス・ケイジを猛烈に愛しており、しかも変態チックな世界でも彼を鑑賞出来るなら瑣末なコトよ!的精神がないとオススメ出来ません。まぁそんな方がいるかは判りませんが。
1999年/アメリカ/123分/監督:ジョエル・シューマカー
8MM