紀元前3067年のテーベ。屈強な戦士であったスコーピオン・キング(ザ・ロック)は世界を支配しようと大軍を繰り出した。壮絶な戦いは7年にも及んだが、スコーピオン軍は敗北し、アム・シェアーの聖なる砂漠に追い払われた。焼けつく太陽にひとり、またひとりと倒れ、結局残ったのはスコーピオン・キングただひとり。死の間際、スコーピオン・キングは闇の神アヌビスへ誓いを申し出た。「自分の命を助け、敵を倒させるなら、自分の魂を捧げよう」と。その願いにアヌビス神は応じた。自らの軍勢を与え、全てを破壊しつくした。そしてスコーピオンを永遠の僕としたのだった。それから5000年が経った。
1933年。リック(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(レイチェル・ワイズ)が死者の都ハムナプトラから帰還してから10年。9歳になる息子アレックス(フレディ・ボース)にも恵まれ、世界各地で遺跡発掘に忙しい日々を送っていた。ある日、2人は、遺跡の奥地から金色に輝く不思議なブレスレットを見つける。アレックスがそのブレスレットをはめると、幻の地・アム・シェアーのオアシスに存在するという黄金のピラミッドの場所が映し出される。そして突然現れた盗賊たちに襲われるリック達。どうにか逃げ出し、ブレスレットの謎を知る大英博物館の館長の元へ向うが、そこであのイムホテップが復活したことを知る。ブレスレットと共にアレックスを誘拐されたリックとエヴリンはエヴリンの兄ジョナサン(ジョン・ハナ)と共にエジプトの秘境に向かう。
前作よりも残酷描写少ないなぁ、ブレンダン・フレーザーとレイチェル・ワイズがほんの2年ほどで別人か?と見間違えるほどステキになってるなぁ、CGが前にも増しててんこ盛りですなぁ、キャァァァッ!ロック様が、あんなことになってるわよ!アホか!以上、感想終了。
冒頭のモブシーン圧巻だったし、ラストのガチンコ(?)勝負もロック様の姿には正直ショックを受けたが、おバカさ満点なので許せる。オデッド・フェール様の凛々しい姿を拝むためならなんのその。デモ、子供が全くカワイクないのがどうしてもダメ。すっごい性格悪い。両親が子育てそっちのけでイチャイチャしとるせいか?どうにもこうにも小生意気。あの息子ならほっといても自分で帰ってきそう。なんだか両親と引き離されて悲しいカンジもなく、不安でもなさそうなアレックスが好きになれない。最大の難点は、とにかく緩急のない展開。なんだかなぁ気分満載デス。超一級のB級作品とでも申しましょうか。全編クライマックスにすればイイってもんじゃないでしょ。ひたすら突っ走る展開に鑑賞後、どっと疲れるコト必至。デモ、オデッド・フェール様拝む為に頑張りました。
2001年/アメリカ/140分/監督:スティーヴン・ソマーズ
THE MUMMY RETURNS