生き残る。たとえ1人でも
人気ゲームソフト「バイオハザード」をミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化したSFアクション・スリラー。監督は「モータル・コンバット」のポール・W・S・アンダーソン。
巨大企業アンブレラ・コーポレーションでは“ハイブ”と呼ばれる地下の研究施設で極秘にバイオ兵器の研究を進めていた。しかし、研究中のウィルスが何者かにより施設内に撒かれてしまう。ハイブを管理するコンピュータは施設外への伝染を防ぐ為ハイブを完全閉鎖し外部との接触を遮断。調査のため送り込まれた特殊部隊は、ハイブの出入り口になっている屋敷で倒れていたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)を発見するが、彼女は事故の影響の為、記憶を失っていた。アリスを伴いハイブへ侵入する特殊部隊。だが、そこには彼らの想像を遥かに超える光景が広がっていた。
きゃぁ〜ッ!何よ!アクションぢゃないわ!ミーはてっきり、うっかりミラちゃんがアクション満載でクリーチャーと死闘を繰り広げるのかと思ってマシタよ。…ホラーだったのか。まぁゾンビとかリッカーくらいしかクリーチャー出てこないデスが。つ〜かタイラント出せ!ハンターはどうした!えへ、ホントは出てきたら椅子から推定30センチは飛び上がるほど驚いちゃうケドね。実際に「バイオハザード」をプレイした時に新たな展開になったのはいいが、既に夜中になってたりして、しかも家には自分しかいなくて怖くて夜明けまでジルをドアの前に立たせたままにしてたコトがあるくらいゲーム版「バイオハザード」にはビビらされたKOROです。犬、ガッシャ〜ン!のシーンもあると判っていながらかなり驚いた。ホラー不感症なKOROですがこの作品はマジ、ビビった。
まぁ一番のビビリポイントがリッカー登場とかじゃなくて、ミラちゃんの横に隊長がいきなり来て話しかけたトコだったり。隊長の顔コワすぎ。それと完全に無音な状態からいきなり爆音出すなよ(泣)。この作品は音響の素晴らしい環境で観ないとビビリ度はかなり下がりそう。なので家でDVD鑑賞とかだったらあんまり怖くないかも?
アクションよりくホラー要素が強いのはちょっと予想外でしたし、ミラちゃんの超絶アクションもそんなにないし、彼女が微妙に太ってたのが気になりますがゲームの雰囲気を壊さず、かつ見応えある作品に仕上がってると思います。一緒に観に行った真性ホラー恐怖症の友達は観ている間「もうお腹いっぱいだよ〜」、「怖いよう」、「帰りたいよう」とうわ言のように呟いており、観終わった瞬間「もう2度と観ない!」と宣言してました。あら。
しかし隊長はおいといて、それ以外の男性陣がことごとく印象薄い。マットもスペンスもどっちがどっちだよ?スペンス役のジェームズ・ピュアフォイって「007/ゴールデンアイ」では新ボンド役の候補だったらしいケド、マジっすか?というくらい影が薄い。とにかくどっちもアリスの心を掴むようなイイ男には見えません。それに比べレイン役のミシェル・ロドリゲス。彼女のあのふてぶてしい目つきに惚れましたヨ。微妙にへっぴりな男共を「おらおら〜!わしについてこんかい!」ってカンジでガンガン突き進んでいくトコなんてステキ。そんな彼女がちらっと見せる女の子らしい表情にも惚れました。「帰ったら○○○…」という台詞もKOROの心を激しくノック!そんな台詞が似合う女性になりたいものだ。
いかにも続編作りますよ〜なエンディングもゲーム版の雰囲気を漂わせていてよろしいかと思われマス。
2001年/ドイツ・イギリス・アメリカ/101分/監督:ポール・W・S・アンダーソン
RESIDENT EVIL