ブラッド

血で血を洗う、究極のヴァンパイア・アクション

LAウィークリーの敏腕記者セイディー・ブレイク(ルーシー・リュー)は若者の興味を惹きそうな記事を執筆し、注目されていた。つい先日も彼女の書き上げた記事がカバーページを飾ったばかり。上機嫌のセイディー。それに加え、妹の卒業を祝って母と3人でメキシコ旅行の計画を立て充実した毎日。

だが、同僚のイーサンから彼女がかつて謎のカルト集団について取材したトリシア(マーゴ・ハーシュマン)という少女の電話番号からあるサイトに辿りついたと聞かされたことから、徐々にセイディーの周囲に不穏な空気が漂いだす。イーサンはサイトに隠された「摂食は今夜始まる」という文章と地図を頼りに調査をしてみるとセイディーに言い残し、消える。

ほどなく寂れた路地裏でトリシアの無残な死体が発見される。現場に駆けつけたローリンズ刑事(マイケル・チクリス)は、死体が自分の娘トリシアであることを知り、愕然とするのだった。そしてセイディー自身も件のカルト集団に拉致され、生き血を吸われ肉体を弄ばれる。彼らの正体は生血を吸うヴァンパイアだったのだ。抵抗も虚しく惨殺され、ゴミ捨て場にうち捨てられたセイディー。だが、彼女は死んでいなかった。ヴァンパイアとして蘇ったのだ。復讐を決意地するセイディー。ワタシの身体を弄ぶヤツは首を刎ねマス。このクソヤローのように。やっちまいなッ!←違


え〜と。あらすじを書くだけで精魂尽き果てマシタ。ルーシーたんがヴァンパイアですか。そうですか。ルーシーたんは脚本を読んで「これはホラーじゃないのよ。スリラーなの。フィルム・ノワール的な質感があるの」とおっしゃったそうですが。…どこがスリラーだ。ルーシーたんの顔がスリラーだと言いたいのか。フィルム・ノワール的質感ってなんだよ。単に夜のシーンが多いということを小難しく例えてみただけなのか。。ちゃんちゃらおかしいわッ!フィルム・ノワールって言葉が困惑するやないかッ!

敵があまりに弱すぎる。ヴァンパイア集団が謎すぎる。アンタたちは何だ。仲間はもっといるのかもよく判らん。あいつらはナニが目的なんだ。単に金持ちのお道楽で血を吸ってるのかとオモタよ。どいつもこいつも魅力に欠ける。カーラ・グギーノは厚化粧なだけで見せ場もナニもなし。ルーシーたんとマッパで絡むシーンぐらいあってもいいじゃないのよ!どうなってんのよ!敵のボスであるビショップがまた華のない兄ちゃんで泣けた。ピンボケしたジョシュ・ハートネットみたいな兄ちゃん。もう全然、好物じゃねぇ。

ルーシーたんが自分に酔ってるのだけはヒシヒシと伝わってきたケド、自分に酔ってるついでにしっかりはっきりおっぱいも自前でお願いしたい。明らかにボディダブルやないか。KOROちゃん憤慨。

とにかく血まみれシーンを出しときゃ、どうにかなるみたいな展開にひく。セイディーの悲壮で孤独な戦いぶりを描いとけばいいのに、ストーリー後半はいきなりバディものになるのも疑問。ミーなら頼まれてもルーシーたんのジーンズのファスナーは上げてやらんぞ。下げるのみだ。おパンツくらい見せろよ、ゴラァ←エロオヤジか。

ルーシーたんが○えに我慢出来ずに行きずりのお兄ちゃんを○○○、絶叫するシーンだけは良かったかも。ほぼ全編血まみれなルーシーたんに激しく興奮するというルーシー萌えな方以外にはオススメ出来ない。
2006年/アメリカ/98分/監督:セバスチャン・グティエレス
RISE: BLOOD HUNTER
2010.02.23記

「地味すぎるマリリン・マンソン」
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