ビデオドローム

デヴィッド・クローネンバーグが放つ異色の衝撃カルト・ホラー。

暴力的で過激なポルノを売り物にするTV局の社長マックス(ジェームズ・ウッズ)。ある日、彼は盗視中に拷問や殺人シーンのサディスティックな映像を果てしなく繰り広げる「ビデオドローム」という番組の存在を知る。興味を持ったマックスは番組の出所を探ろうとするが、やがて自分自身の異変に気づく。幻覚を見続け、やがてそれは現実との境を失っていく。「ビデオドローム」の虜となってしまったマックスの見たものとは?


ワケわかんねぇ〜ッ!それしか感想が浮かびません。では、ごきげんよう。…短すぎるッ。いくらなんでも短すぎるッ。そんなコトじゃ女の子ちゃんに嫌われちゃうぞ★。誰だ、アンタ。そしていつからここはエロ映画感想コーナーになったのだ。一応嫁入り前(自称)だろ。もっとお上品に。というか自称でも他称でも嫁入り前の女子が「ビデオドローム」を鑑賞するコト自体、お上品とは言い難い。大手をふって「ビデオドローム観ちゃった♪」などとのたまって、「KOROちゃんてカワイイなぁ」とほのぼのする男子はごく少数かと思われます。というか、いないな。

あぁ!なんかテキトーなこと書いて字数を埋めようとしてる感が満々!えぇ、そうですよ?だってこの作品。ワケわからん。嫌いじゃないけど、マジで判らん。そしてサムライ・ドリーム。←なんだ、そりゃ。ジェームズ・ウッズが真剣な顔で演じてるのを見て非常に困惑した。1982年の作品なので特撮はショボい。デモ気持ち悪さは充分伝わります。TVが、ビデオテープがグニョグニョッと蠢くサマはホントに不気味。…ミーも毎日DVD観ながらご就寝するケド、ビデオドロームの影響とかはないわよね?だってDVDだしね?と微妙に不安にさせてくれるこの作品。絶賛オススメは出来ません。クローネンバーグだし。アナタ、TVから臓物が飛び出すんですよ?人間ビデオデッキなんですよ?拳銃がグニョグニョして自分の○○に○○しちゃうんですよ?

クローネンバーグってダリオ・アルジェントみたいに常にこういう映像を夢で見てて、それを映像化するために映画撮ってるのか?スゲェ。なんか違ったベクトルで尊敬する。デモ、クローネンバーグやダリオ・アルジェントがお父さんでなくてヨカッタ。

マックスの恋人ニッキー役でデボラ・ハリーが出てた。びっくりした。この時すでに30代後半。ちょっとアップがツライ。それとやっぱり彼女はブロンドの方がヨイ。惜しげもなくおっぱい出してたのは可。でも貧乳気味。ちょっと残念。出番が少ないのも残念。しかし、「ビデオドローム」って言葉の響きがなんともエロティックだなぁ。劇中で女性が「ビデオドローム」って言う度にエロ臭が漂った。50歳過ぎのおばちゃんが言った時でさえエロかった。あぁ!またエロ、エロ連呼しちゃったよ!いかん、いかん。もう、いっそのこと全ての作品をエロ観点でしか語らないエロ映画レビューにしようか?

現実なのか幻想なのか判らない世界。エロ(もうヤケ)でグロなシーン満載なのにどこかクール。それは全編に漂う陰湿なトーンとジェームズ・ウッズの神経症的な面立ちのおかげなのか。ラストは投げっぱなしジャーマン。ちょっと呆気なさすぎ。あのラストさえ実は幻想なのか?と考えるとゾッとするけど。
1982年/カナダ/87分/監督:デヴィッド・クローネンバーグ
VIDEODROME
2008.02.14記

「ブラウン管は心の眼」
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