それは、宇宙の声から始まった。
カール・セーガンのベストセラーをロバート・ゼメキスが映画化した骨太なSFドラマ。
「インデペンデンス・デイ」や「ET」と比較してはいけません。あくまでも真っ向から地球外知的生命体とのコンタクトをテーマにした真面目な作品です。それゆえ少々重苦しいですが。しかも2時間半という長尺ですし。
幼い頃から宇宙に興味を持ち、電波天文学者となったエリー(ジョディ・フォスター)。ある日、エリー達研究グループは未知の電波をキャッチしその電波がヴェガ星から送られてきたものだと突き止める。
この映画の主題は地球外知的生命体とのコンタクト成功よりもそれに遭遇した時のエリーの心境の変化です。幼くして両親を亡くし神を信じることなく生き、無神論者と言う理由でヴェガ星へのパイロット選考で落とされたエリー。負けることなく目標に突き進む彼女が遂に地球外の生命体と触れ合った時どう変わったのか。はっきり言って知的生命体とのコンタクトシーンはよく判りませんでした。
それにKOROはジョディ・フォスターの演技ぶりが少し鼻についた。なんだか最近の彼女は過剰演技の気がします。あまりにも真正面すぎて途中ちょっぴり寝てしまいました。
娯楽SFとは全く趣のちがう「2001年宇宙の旅」よりの作品。あれほど難解ではないですが。
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