ゴーストシップ

恐怖といっしょに、閉じ込めてあげる。

ホラー専門映画制作会社ダーク・キャッスル・エンタテインメントの「TATARI」、「13ゴースト」に続く第3弾。

サルベージ会社“北極の戦士号”のクルーたちはある日、酒場でジャック(デズモンド・ハリントン)という男からベーリング海に漂う船の調査をして欲しいと頼まれる。仕事を終えたばかりで乗り気ではないクルー達。だが、ボスのマーフィー(ガブリエル・バーン)は何か感じるものがあり、ジャックの申し出を引き受ける。そして調査に向った彼らの前に現れたのは40年前に忽然と姿を消したアントニア・グレーザー号だった。さらに無人の船内で大量の金塊を発見し、大喜びするマーフィーたち。だが、船内には彼ら以外の何かが存在した…


驚いた。こんなくそツマンナイ映画にガブリエル・バーンが出てるとは思わなかった。何にも予備知識ないまま観始めたんで、彼が出てきた瞬間、もしかしたらこの作品は面白いのか?と微妙に期待しましたがダーク・キャッスル製作だから、そんなワケがない←失礼極まりない。結果は彼の最近の出演作はどうかと思ってはいたけど、こんなのまで出てたのかよ、節操なさすぎだよってカンジ。ツマンナイというか全く怖くないというか。ことごとく怖がらせるポイントがズレてるので、全然叫べませんデシタ。劇中で幽霊を見たり、死体を見た登場人物が「ギャァァァ〜ッ!」とか叫んでるのを見ても「アンタ達、ホントに驚いてんの?」と真剣に問い詰めたくなるほど怖くないし、驚けない。

冒頭にスプラッタ・シーンがあるんで、これはもしかして幽霊船の話でなくスプラッタで幽霊船を舞台にジェイソンみたいな殺人鬼が大暴れするのか?と考えつつ鑑賞。妙に期待させるオープニングに違和感。おかしい、ダーク・キャッスルなのに。とりあえず微かな期待を胸に抱きつつ鑑賞。しかし、その後スプラッタなシーンなし。というかいつまでたっても怖いシーンなし。なんの盛り上がりもなく終った。ついでにミステリ部分も簡単なセリフで説明終わり。しかも○○さんがヒントなんかくれちゃってますよ!お前ら自分で謎を解き明かす頭は持ってないのか!ガブリエル・バーンなんて、いつのまにか○○でるし!ヒロインのエップス(ジュリアナ・マーグリーズ)に全く色気がないし。KOROちゃん、やるせない。

後半、何故無人船になってしまったのかが回想シーンで判るんだけど映像は面白かったのに音楽が何故かロック。全然合ってない。ラストの幽霊船から○○が空へと浮かび上がっていくシーンはキレイでしたが、しかし締め方があまりにもありがちでにんともかんとも。
2002年/アメリカ/91分/監督:スティーヴ・ベック
GHOST SHIP

「ケイティ?」
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