元FBI捜査官がかつての上司の頼みにより暗黒街の組織に潜入して大暴れ。
マーク・カミンスキー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、元FBIの捜査官。だが、犯人に対する行き過ぎた行為が元で格下げされ、今では片田舎の交通取締警官。そんな生活も早5年。カミンスキー以上に妻のエイミー(ブランチ・ベイカー)は田舎の生活に嫌気がさしているらしく、酒で気を紛らわす毎日だった。
そんなある日、かつての上司のFBI捜査長官シャノン(ダーレン・マクギャヴィン)からシカゴ最大のファミリーのボス、パトロヴィタ(サム・ワナメイカー)を壊滅するために潜入捜査をして欲しいとの依頼を受けるカミンスキー。無事ファミリーを壊滅させた時には再びFBIに戻れるという条件つき。一も二もなく承諾したカミンスキーは、自らのパトカーを爆破。己れの存在を抹殺し、ジョーイ・P・ブレナーと名乗ってシカゴの暗黒街へ潜入するが─
シュワちゃんのスーツ姿が全く似合っておりマセン。なんか窮屈そうだ。オールバック・スタイルの髪型も違和感満載。寒イボ級に似合ってねぇよ。マッチョな身体にとんでもなくミスマッチ。シュワちゃんはダンディなスーツなんか着なくていいの!常にモロ出しで頑張って欲しいの!とか思ってるワケではありませんが。とにかく、シュワちゃんにマフィア風な出で立ちは心底似合ってないに5,000点。しかも役柄がシュワちゃんにしては平凡すぎるわよ。元FBIで今は田舎警官?なんだそりゃ。風向きで敵の位置を素早く察知する元カリスマ特殊部隊とか殺られても殺られてもしぶとく立ち上がる元殺人機械とかなら納得出来るんだが。
役柄も地味ならアクションも地味。とことん盛り上がらない。シュワちゃんに惚れる女性も地味というか華のないおばちゃんだったなぁ。まぁシュワちゃん映画にイイ女なんて滅多に出てこないですが。とにかく、どうにもこうにも盛り上がりに欠ける作品デス。まぁ主役がシュワちゃんだから、どうにか観られる作品にはなってたわ。因みにミーは映画館まで足を運んで張り切って鑑賞した。劇中で使われてた音楽がノリノリだったような記憶はあるが、作品の出来は平均点以下だったように思ふ。
検事とマフィアの癒着も描かれてはおりましたが、これがとってつけたような印象しかない。邦題も何故、「ゴリラ」なのか激しく疑問。スタローンの「コブラ」と区別がつかないわよ。シュワちゃん映画というだけで観た自分自身にツッコミそうになったよ。見所ですか?シュワちゃんのエセラブシーンでしょうか?
1986年/アメリカ/106分/監督:ジョン・アーヴィン
RAW DEAL