名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)

「オマエを、絶対に守る」 激突!シリーズ初の二重(デュアル)サスペンス。

劇場版「名探偵コナン」シリーズ、第9作目。

15年前、北大西洋の海上で八代グループの貨物船・第一八代丸が沈没し、艦長と航海士の2人が死亡する事件が起きた。時は流れ、現在。大財閥・八代グループの一つ、八代造船の設計技師である八代英人が車の運転中に心臓発作を起こし、急死してしまう。その半月後。太平洋上を航海する豪華客船アフロディーテ号。八代英人の設計したその船が処女航海を迎え、園子の計らいでコナンや蘭、小五郎をはじめ阿笠博士や少年探偵団の一行がアフロディーテ号の処女航海クルーズを楽しんでいた。八代グループの会長、社長と共に政財界、社交界から沢山の著名人が顔を揃える華やかなその船内で園子が何者かに襲われ、監禁される事件が起こる。コナンの活躍で無事に園子は救出されるが、その騒ぎも収まらぬうちに殺人事件が発生。海上という逃げ場のない繰り広げられる恐ろしい陰謀。陸と海、過去と現在の事件が絡み合う中、コナンと小五郎の推理はどんな真実を暴きだすのか?


観たなぁ。劇場で観たなぁ。うん、この時は会社のお姉さんと2人で行ったから、ちゃんと内容は憶えてるぞ。感想書くのはすっかり忘れてたけどね。ついでにコナン映画コンプリなのに、1作目〜8作目はまだ書いてない事実。え〜と。一作目が公開されたのは1997年。あんれまぁ〜!10年一昔ッ。劇場版の感想を全て書き終わる前に原作のコナンくんが最終回迎えそうな予感大。まぁそんなことはおいといて。

舞台は豪華だね。意味ありげな出だしもなかなかだね。デモ劇場版となると毎度のごとく爆破騒ぎが起こるのはどうにかならんかね。派手=爆破でドッカンドッカンと勘違いしてマセンか?そんなに簡単に爆弾仕掛けられるワケないだろ。一体、犯人はいつ、どこで爆弾作りの知識を身につけたんだよと毎度のことながらイチャモンつけたくなる。でも、犯人が○○○なので許す。いやぁ〜○○○な人には弱いっすから。それと今回は展開が新鮮。事件が解決したと思わせといて実は…みたいなカンジが今までのコナン映画にはない展開でなかなかいい試みではないかと思われる。伏線も効いてる。トリック自体はチャチというか子ども騙しっちゃ〜それまでなんですが、見せ方が上手いので、けっこう楽しめた。ミーなんてうっかりしっかり騙されマシタからね。小学生レベルの推理力。

しかし。無理やり蘭とコナンの恋模様を織り込んだり、金メダルのエピソードとか小ネタに時間を割きすぎてメインの事件が始まるまでに時間がかかり、序盤はややモタついた印象。蘭とのラヴラヴぶりとかはいらん。ちゃっちゃと事件を起こしてくれ。それと後半部分。コナンは表向きは小学生であるということを登場人物が揃いも揃って忘れたかのような展開に唖然。あんな小学生がいるワケがない。あと犯人にカマを掛けるためとはいえ、今回コナンはとんでもないことをやらかしてくれるし。それは反則だ。デモ、コナンはミー的には今回は脇役ですから。小五郎が主役ですから!「眠りの小五郎」が覚醒したまま、推理をご披露ですから!いやぁ〜おっちゃんのカッコいい姿をはじめて観た。原作ではチョコチョコと渋いおっちゃんを見ることが出来るケド、TVシリーズや劇場版ではほぼ皆無でしたからねぇ。真相のムリヤリ感とか蘭の言動がやや痛くてクサい点はあるが、おっちゃんのかっこよさに免じて不問。おっちゃんのいつになくカッコイイ姿を拝めるだけで観る価値増大。
2005年/日本/105分/監督:山本泰一郎
名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)
2008.07.29記

「しかし丈夫なヒモだな」
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