タイムリミット48時間。この夏、世界各国で最も不可能なミッションが始まる!
トムちん主演のスパイアクションシリーズ第3弾。俺様による俺様のための俺様的スパイアクション。
IMFのトップ・エージェントだったイーサン・ハント(トム・クルーズ)は一線を退き、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。婚約者ジュリア(ミシェル・モナハン)との結婚を控え、公私共に充実した日々を送っていたイーサンだったが、ある日IMFから新たなミッションが。教え子のリンジー(ケリー・ラッセル)がミッションの途中である組織に拉致されたのだ。仲間と共にリンジーの救出に向かうイーサンだったが、リンジーは逃走中のヘリの中で頭に仕掛けられた爆弾によって死んでしまう。リンジーの死には武器商人デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)が関わっていると知ったイーサンはデイヴィアンを拘束すべく、バチカンへと向かうが…
トムちんが頑張ってマシタ。冒頭でいきなりボロボロでした。デモ、ボロボロでもトムちんは決してカッコ悪くないのです。俺様ですから。え?別にトムちんを嫌ってるワケじゃないですよ?なんのかんの言っても彼の主演作品は面白いですから。ただ爽やかスマイルを浮かべてる時でも妙に笑ってない目が怖いだけデス。まぁそれはおいといて。
シリーズ3作目ながら、なかなかの出来だったと思います。アクションシーンが迫力あった。トムちんがスタントなしで肋骨を折りながらも激しいアクションシーンをこなしたとか。俺様だなぁ(褒めてるのよ)。既視感なシーンがやや見受けられマシタが、冒頭の救出作戦シーンや橋のシーンなどは見応えアリ。そしてトムちんの走りっぷりが素晴らしいデス。とてもお美しい姿勢で走ります。なんだ、あの走りっぷりは?100mを9秒フラットで走ってるんじゃないのか?というような短距離走選手さながらのランニングフォーム。トムちんの自分自身をどれだけ美しく、カッコ良く見せるかという役者魂(?)をヒシヒシと感じマシタ。
KORO的に重要ポイントであるキレイなお姉さん。お色気シーンはなきに等しいですが、マギーQのS系美女ぶりが出番が少ないながらも強烈なので可。彼女のおかげでトムちんのフィアンセ役のミシェル・モナハンがやや印象薄くなったのは可哀想だけど。
デモ、構成がいまいち。クライマックスであれだけ潜入が困難と謳われてたビルへの潜入シーンがちっともさっぱりなかった。何故に?オープニングがアレなので話が中盤まで進むと、どういう展開になるか読めてしまうのも緊張感を削ぐ。悪役のフィリップ・シーモア・ホフマンは冷徹なカンジはしましたが静かな中にも垣間見える狂気っていうのは、あまり感じられなかった。お金儲けに異常にシビアなビジネスマンなだけってカンジ。なんかもったいない。それとラスト。甘い、甘いよ、イーサンッ!もっと葛藤しろよ。なんだあの和気あいあいぶりは。そんな職場じゃないだろ。呆然というか苦笑というか。
非情なスパイアクションものを期待すると、きっちり裏切られますがド派手アクション映画としてみるなら充分楽しめるかと思われマス。
2006年/アメリカ/126分/監督:J・J・エイブラムス
MISSION: IMPOSSIBLE III
2008.01.09記