マトリックス

なぜ 気づかない

ニューヨークの会社でコンピュータプログラマーとして働くトマス・アンダーソン(キアヌ・リーヴス)は、裏世界の凄腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔を持っていた。ある夜、ネオはディスプレイに映し出された不思議なメッセージに導かれるまま、クラブに出かけ謎の女性トリニティ(キャリー=アン・モス)と出会う。そして彼女はある人物の名をネオに告げる。その人物とは電脳世界では、もはや伝説化しているモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)という男。迷いながらもモーフィアスに会う決心をするネオ。しかしモーフィアスの言葉にネオは戸惑う。この世界は現実ではない、と。

ネオが暮らしている世界はコンピュータが作り出した仮想世界マトリックスと告げるモーフィアス。そしてネオこそが人類を救う救世主なのだと…


きゃぁ。マトリックス・シリーズの第一弾ですヨ。まぁこれが公開された時には本気で続編があるとは思ってませんでしたが。ストーリーがなってない、などと酷評も目立つ作品ですがそんなことは些少な問題デス。冒頭のトリニティのアクションシーンから虜状態デシタ。少々老け気味だが、やっぱりキレイなお姉さんが凄まじく戦うサマは観ていてうっとりしちゃうワ。あ、あんまり目立った活躍はなかったがKOROはスイッチ役のお姉さんが大好きデシタ。彼女のコスチュームを真似て白いレザージャケットを買おうか真剣に迷った(白いレザー・パンツは買ったワ)

たしかにストーリー的にはどうよ?デス。ラスト間際のネオに「アンタは逆白雪姫かよ!」と軽くツッコんでみました。なんでもネオ役のオーディションには沢山の俳優が押し寄せたらしいが、この作品のメインテーマである宗教的・哲学的意味をちゃんと理解していたのはキアヌだけだったので、彼が採用されたとか。ホントかよ。KORO的にはキアヌはクソ真面目だがおバカだと思ってましたから。それにこの作品にそんなご大層なテーマがあるのか?とも思ったり。そういえば、知り合いの数名の女性はこの作品は何度観てもワケが判らないと言ってたなぁ。ええ〜?そんなに難しい作品か?そんなハズないわ。だってストーリーなんてアクション見せる為にとりあえず作ってみましたってカンジよ?←失礼

現実世界の描写が割りとステレオタイプなカンジだったり、妙に既視感を感じたりはいたしますが非現実での描写がそれまでになかったカメラワークやワイヤーアクションで表現されていて、素直にカッコイイと思ってしまう。まぁコミックでの表現法を実写でやってみたら、こんなカンジといえばそれまでかもしれませんが。監督のラリー&アンディ兄弟のオタク魂に頭が下がりますワ。

とにかくクライマックスのビル襲撃シーンは何度観てもカッコヨイ。あのどう考えてもアクションには邪魔なだけのロング・コートで戦うところがいいのよ。サングラスも視界が悪くなるだけだろと激しく思うがいいのよ。様式美の世界ですから。エージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)のネチっこさもステキ。徹底してネオを「ミスタ・アンダーソン」と嫌味っぽく呼ぶスミスに悪役ながら惚れマシタよ。しかし彼がこの作品の後に「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフの王を演じると知った時はさすがに驚いたわ。エージェントが不老不死でしかも絶世の美女&美男ばかりのエルフ族の王ですと?う、美しいのか、スミス?ハーフエルフだから美しさも通常の半分なのか?

エンディングのネオはスーパーサイヤ人デシタ。
1999年/アメリカ/136分/監督:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
THE MATRIX

「白うさぎの後をついていけ」
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