ついにコンピュータに発見されてしまった人類最後の都市ザイオン。ネオたちはザイオンの危機を救うため、再びマトリックスへと侵入する。
自分が生活していた世界が実はコンピュータが作り出した仮想現実の世界と知ったネオ(キアヌ・リーヴス)。エージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)との死闘の末、人類の救世主として覚醒したネオはモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)らと共に、コンピュータの支配から人類を解放する為の終わりの見えない闘いを続ける。だが、ある日ついに人類最後の都市ザイオンの位置がコンピュータに特定されてしまう。ザイオンを救うためには、マトリックスの全ての入り口にアクセスできるという人物キー・メーカーの存在が不可欠だという。ネオとトリニティ(キャリー=アン・モス)、モーフィアスは彼を求めて再びマトリックスへと足を踏み入れるのだが…
冒頭のトリニティがバイクで疾走してきて開脚着地のシーンは微妙にコケた。ポーズがオマヌケ過ぎる。それと必要以上にネオとイチャイチャしすぎ。エレベータで2人きりになった途端に激しく抱き合った時は発情期なのかとオモタよ。ザイオンでのダンスシーンも長すぎる。
とにかく100人スミス。これに尽きますな。ミーの友達はDVDを購入後、VSスミス戦だけを繰り返し観ており、既に20回は軽く観たよ?とのたまうスミス熱狂的ファン(?)だったりします。それと高速道路のシーン。ドゥカティで疾走するトリニティの姿に興奮しますなぁ。しかし。ミーは非常にご不満な点がある。とっても期待してたツインズがほとんど活躍しないじゃないの!モーフィアスなんてせっかく日本刀持ってんのに、へなちょこじゃないの!日本刀でのアクションにはちょっとKOROちゃん、うるさいんだから!モニカ・ベルッチ。セリフが少ないのはいいのよ。「ドーベルマン」でも話せない役だったし。許せないのはお尻よ、お尻!なによ、垂れてるじゃないの!やはりイタリア系はどすこいお尻になってしまう運命なの?とにかくあの衣装とお尻はいかん。
キー・メーカー。必要不可欠な存在のわりにフツーというかフツーすぎるほどのおじさん。渋いおじさんを熱烈希望しているワケではないが、影が薄過ぎる。セラフ役もホントはリーちゃまがオファーされてたのに、あまりのギャラの低さにリーちゃまが断っちゃうし。残念無念。セラフが映る度に「リーちゃま…」とため息まじりに呟くミーに、一緒に観に行った友達が冷たい視線を浴びせてくれマシタ。ほっといてちょうだい。あれこれ軽い不満はありますが、予想以上にお腹いっぱいの続編デシタ。
これでもかッとあるアクションシーン。ネオなんてバビュン、バビュン飛んじゃってます。スーパーサイヤ人を通り越してスーパーマンかスーパーキャット(?)ですよ。デモ、決めのポーズは微妙にべジータっぽい。CG多用の映像なんて当たり前の最近の映画ですが、この作品の画面の情報量の多さには圧倒されます。まるで欄外に難解な説明文が溢れんばかりに記載されてる攻殻機動隊を読んでる時のような妙な興奮度。そして難解さを擁してきたストーリー。後半のアーキテクトの状況説明セリフに劇場内は、「え?今なんとおっしゃいました?話しの展開についていけませんが?」状態の観客続出ムード満載だったり。
しかし広げすぎた世界に完結編ではどう決着をつけるつもりなのかなぁ。
2003年/アメリカ/138分/監督:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
THE MATRIX RELOADED