マトリックス レボリューションズ

始まりが あるものには すべて 終りがある

多くの謎を残したまま、人類最後の都市ザイオンを死守する人間達と仮想現実マトリックスを支配する人工知能の最終決戦。

現実世界にいるにも関わらず、センティネルを一瞬にして倒したネオ(キアヌ・リーヴス)。しかし、直後彼は昏睡状態に陥り、現実世界と仮想世界の間を彷徨っていた。トリニティ(キャリー=アン・モス)達の助力でどうにか現実世界に戻ってきたネオは、ある決意を胸に秘めトリニティと2人だけで機械都市へと向う。そしてとうとうザイオンへと辿り着いた人工知能軍。迎え撃つ人類側は、数の上で圧倒的に不利ながらも、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)たちの確固たる信念のもとに死闘を繰り広げる。その頃エージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)は人工知能も制御出来ないほどパワーを増幅させ、完全にプログラムから独立し、人類の命運を賭けるネオとの最終決戦に備えていた。


ミフネ隊長〜!レボリューションズの真のヒーローはミフネ隊長ですッ!ザイオンでの悲壮感いっぱいの闘いにミーは涙、涙でしたヨ。正直どんなに素晴らしい作品でも完結編はアレ?ってことが多々ありますが、今回ミーは感涙致しました。ミフネ隊長の漢ぶりにッ!え、間違ってますか?否!彼こそ隊長の中の隊長!なんの活躍もなく切り刻まれるだけの「バイオハザード」の隊長なんて隊長失格。そんなカンジでネオのコトなんて、すっかり忘れて永遠にミフネ隊長の雄姿を拝ませてくれとか思いました。

一般的には超絶アクションシーンが大幅に減ってご不満な観客多数という話しもありますが、ミーは充分に満足出来ました。あまり見所がないんではないかと思ってたザイオンでの死闘が素晴らしく良かった。まぁトリニティの○○シーンにもやや泣きましたが。ちなみに一緒に行った友達のK元くんは「トリニティの○○シーン?涙なんて一滴も出なかったね!」と言い切る愛のないヤツです。というかKORO以上にミフネ隊長を愛している漢大好き人間かと思われます。DVDは買うけどミフネ隊長の死闘シーンはひっそり胸に秘めておきたい大事な思い出だから観るのが躊躇われるとか、うっとり語っておりましたし。あらまぁ。

あ、モニカ・ベルッチ。今回もセリフは一言だけ。デモ、前作と違ってどすこいお尻ではなくダイナマイッなお胸を見せつけてくれたのでヨシ。メロヴィンジアンがカッコつけて話してる間も彼の言葉など聞きもせずに彼女のお胸ばかり見つめていたのはミーだけじゃないはずヨ!

今回オラクル役が交代したワケですが、そういう理由つけるか?とか思いました。いいけど。それと妙にチョイ役になってしまったモーフィアス。現実世界での最終決戦に至ったワケですから、彼の見せ場はほぼなくなるのは判ります。問題はその身体のユルミ具合はいかんやろと激しく問い詰めたくなるほどのブクブクぶり。前作の公開から数ヶ月は経ってるケド、物語的には半日程度しか時間が経過してないはずよ?それなのに顔が1.5倍くらいデカくなってマス。思わず「地獄の黙示録」で身体をキリキリしぼってこいと言ったにも関わらず、超肥満で現場に現れたマーロン・ブランドを見てブッ倒れそうになったらしいコッポラ監督のコトを思い出したり。

クライマックスのVSスミス戦とエンディングはあぁ、なるほどというカンジ。爽快感はないですが、とりあえず納得。これでマトリックス三部作完結。楽しませていただきました。
2003年/アメリカ/129分/監督:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
THE MATRIX REVOLUTIONS

「デウス・エクス・マキナ」
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