その封印を解く最初の鍵は、アメリカ独立宣言書にあった…
アメリカ独立宣言書に巧妙に隠された伝説の財宝の行方を巡り、壮絶な争奪戦を繰り広げる冒険家の活躍を描く。
紀元前2000年、エジプトのファラオの墓。紀元70年、エルサレムのソロモンの神殿。14世紀、フランスのテンプル騎士団のアジト。1492年、コロンブスを乗せたサンタマリア号。そして1521年、アステカの太陽のピラミッド。数多の戦乱を逃れてきた太古の財宝は、1779年、独立戦争中のアメリカで忽然とその痕跡を絶った。財宝の行方を三代に渡って追い続けてきたゲイツ家の末裔、歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、財宝の在り処を解く鍵がアメリカ独立宣言書にあることを突き止める。しかしスポンサーであったイアン・ハウ(ショーン・ビーン)に裏切られ、相棒の天才ハッカー、ライリー・プール(ジャスティン・バーサ)と共に命を狙われる。どうにか危機を脱したゲイツは独立宣言書を守るため、公文書館のアビゲイル・チェイス博士(ダイアン・クルーガー)に宣言書の危機を訴えるが、彼女は信じようとしない。イアンの魔手から独立宣言書を守るには自分が先回りして盗むしかない!ゲイツの命をかけたトレジャー・ハントが始まる!
歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツ。卓抜した推理と行動力、そして無尽蔵の歴史的知識が武器。あら、そうですか。KORO的にはニコラス・ケイジは無尽蔵の歴史的知識があるようには、ちっともさっぱり見えないんですが?彼が次から次へと謎を解いていくのは、かなりの違和感。しかし何故か最近、ニコラス・ケイジの情けない表情が妙に気になるミーなので、思わず観た。理知的にも見えないし、走ってる姿もおっさん、おっさんしてて情けなさ満載なのですが、あの瞳になんか惹かれてしまうのよねぇ。ヅラ装着してるみたいで、イケてないハゲじゃないし。まぁ全然ハゲでも構わないですが。ライリー役のジャスティン・バーサもカワイイ。しかし、KORO的に嬉しいのはなんといってもショーン・ビーンが出てますから!いつものよう序盤で消えたりしないですから!それだけで満足。ディズニー作品のせいか、グロいシーンは全くないは、あんだけ大暴れしてて○○出ないはで、ちょっとアクションものとしては中途半端な作品。アドベンチャーものとしてもゲイツが信じられない超頭脳ぶりで次々と難問を解決していくので、気づくとクライマックスってカンジで謎が解けた時の喜びに欠けるというか。デモ、ショーン・ビーンさえ拝めれば無問題ッ!
デモ、そんな幸せ気分をぶっ壊す要素が。ダイアン・クルーガーですよ、アナタ!きぃぃぃぃ〜ッ、なんだあれは!可愛くないわよ!キィキィ五月蝿いわよ!とんでもなく性格悪いわよッ!「トロイ」の時もこれが絶世の美女ヘレン?片腹痛いわッ気分満載でしたが、あんまり出番なかったので(というか華が全くなかった)気にもならなかったケド、この作品では出ずっぱり。気に障るコトこの上ナシ。せめてお色気シーンでもあれば少々許したけどディズニー作品故か、それもナシ。斬り捨て御免ッ。
ダイアン・クルーガーが鼻につかない方は問題なく楽しめる作品かと思われマス。
2004年/アメリカ/131分/監督:ジョン・タートルトーブ
NATIONAL TREASURE
2008.01.05記