ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

すべての謎は「禁断の暗号」を解く鍵。

ニコちゃん扮する歴史学者にしてトレジャー・ハンターのベン・ゲイツが祖先の汚名を雪ぐため、新たな謎解きに挑む。

今なお多くの謎に包まれている第16代アメリカ大統領リンカーン暗殺事件。その犯人であるジョン・ウィルクス・ブースの日記の消失していた一部が見つかり、そこには驚くべきことに暗殺の真犯人としてベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)の祖先であるトーマス・ゲイツの名前が記されていた。ベンがリンカーン大統領暗殺にまつわる内容の講演を行っている最中に突然割り込んできたウィルキンソン(エド・ハリス)という謎の男によって提示された古びた紙片。それが失われた暗殺者の日記の一部だというのだ。衝撃を受けるベンと父のパトリック(ジョン・ヴォイト)。祖先の汚名を雪ぐためベンは天才ハッカーのライリー(ジャスティン・バーサ)、そして今や破局寸前の恋人、アビゲイル(ダイアン・クルーガー)の協力を得て調査を開始する。日記に秘められた暗号を読み解きながら、パリ〜ロンドンへと飛び、徐々に真実へと近づいていくベンたちだったが、そんな彼らを密かにつけ狙うウィルキンソン。一体、彼の目的はなんなのか?そしてベンは祖先は本当に暗殺者だったのか?ベンの新たな冒険の結末は如何に?


え〜と。ダイアン・クルーガーが相変わらずKORO的にはイヤな女にしか見えないので劇場鑑賞はしなかったがDVDで観てみた。なんのかんの言ってもアドベンチャー好きですから。ニコちゃんの情けない瞳に迂闊にもフォーリン・ラヴですから。デモ、あまりにニコちゃんが高速に謎を解いていくので始めからちゃんと観ているにも関わらず、一体ナニを探してるんだっけ?と思ったり。まぁ大統領執務室とかバッキンガム宮殿内部とかに潜入しちゃうとこはそれなりにハラハラドキドキもんでしたケド。あんなに簡単に侵入出来るワケないだろというツッコミはナシで。デモ、やっぱりダイアン・クルーガーが鼻につくなぁ。謎解きの為に色仕掛けで邪魔者の目くらましをしなくちゃいけないといってもアレはやりすぎだろ。その後、ベンが「オマエ、いくらなんでもアレはないだろ」とツッコまないのもなんだかなぁ。とてもケンカしながらも愛し合ってる2人とは思えないわよ。恋人よりも謎解きを愛してるとしか思えないつ〜か。

あぁ、それと前作にも増してニコちゃんの髪型が変。特に後ろ髪。まるで美○○一だよ。思いっきり不自然だよ。あと今回、ベンの母親登場ということでヘレン・ミレンが母親のエミリーに扮してるワケですが。ジョン・ヴォイト+ヘレン・ミレン÷2=ニコちゃん?有り得んだろ。お母ちゃんは高貴な顔立ちしてるのに息子は馬面かよ。お父ちゃんフサフサなのに息子はハゲかよ。馬面とかハゲとか言ってますが正真正銘、ニコちゃんファンです←ホントかよ。あ、ハゲはハゲでもセクシーハゲ!そうエド・ハリスよ!んまぁ〜、彼がお気楽ファミリー向けアドベンチャー作品に出てますよ!意外だ。これを観る数時間前に「イースタン・プロミス」を観たせいか、実は「アレ?ヴィゴ・モーテンセンが出てるよ。しかも毛まで抜いて頑張ってるよ」と激しく勘違いして、しばらくハリス爺だとは気付いてなかったりしたワケですが。ヴィゴにしろハリス爺にしろセクシーなのは変わらないので勘違いしてても「ぽっぽ〜ッ」状態でしたケドね。適当だなぁ。

ファミリーで安心して楽しめる映画作りのせいか、KORO的にはいまいち心躍らなかった。誰も死なないし血の一滴さえ流れなかったような?まぁディズニー作品ですからね。しかしクライマックスのベンの言葉には涙腺が緩みかけた。親子愛に弱いっすから。前作同様、悪役が悪役らしくないのも不満点ですな。それに極悪人でもないのに、あのラストの扱いはないだろというか。どうにかしてやれよ。ライリーの「ミッチに一票」という発言には呆れたわ。グーで殴ってやりたい衝動に駆られたよ。何事もなかったかのようにエンディングを迎えるなよ。ちょっとヒドい。緩みかけた涙腺も引っ込んだわ。
2007年/アメリカ/124分/監督:ジョン・タートルトーブ
NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS
2008.07.11記

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