レジェンド/光と闇の伝説

闇の魔王に捕らえられた王女を救うため、1人の若者が闇の魔王と闘う。リドリー・スコット監督によるSFファンタジー。

王女リリー(ミア・サーラ)は野性の青年ジャック(トム・クルーズ)と森を散歩する。彼女をユニコーン2頭がいる森の奥へと誘うジャック。その頃、闇の魔王(ティム・カリー)は、闇を支配し地球を暗黒と化すため、野望の妨げとなるユニコーンの角を取るように手下のブリックスに命じる。ジャックが止めるのも聞かず、ユニコーンに近づくリリー。が、その時ブリックスの吹き矢が命中しユニコーンの1頭が倒れ、角をもぎ取られる。たちまち闇に包まれ、吹雪が舞い荒れる森。ユニコーンが倒れたのは自分の責任と感じたリリーはブリックスの後を追うが…


え〜といきなりですが、なんじゃこりゃ。すっごい唐突にはじまるオープニングに唖然。リリーってどこの王女?ジャックって何故に森に住んでるの?つ〜かどういう世界観なの?全くの置いてけぼり状態。映像はすんばらしく美しいですが、内容はさっぱり把握出来ないままストーリーは進みます。そのうち判るのかなと思ってたら全編唐突。どうもホントは140分あった作品を50分もカットしたらしい。あら、そうですか。って、カットしすぎだろ!おかげで全編起承転結のない展開じゃないの!最初から最後までクライマックスみたいな。でも緩急がないので微妙に盛り上がらないカンジというか。

闇の魔王と王女がダンスするシーンは好きですが。姿は子供なのに妙にしわがれた声と説教くさいガンプというキャラも好きです。どっかで観たと思ったら「ブリキの太鼓」に出てた子だ。トムちん?あぁ、爽やかでしたね。若いね。タイツ着用希望。以上、感想終わり。…だって内容が唐突過ぎて説明のしようがないんだもの!たしかに雪の中、青いトーンで浮かぶユニコーンのシーンとかは溜息が出そうな程、綺麗でしたヨ。映像はこれでもかっというくらいにホントに綺麗。森の風景とか水の流れる様子とか。でもストーリーがとことん「え、だからナニ?」と終始、おいてけぼり状態。シリアスなのかコメディなのか全くもって判別不可能。どうにもこうにも中途半端。トムちんはそのお端整な顔を最大限に生かしているかと思いますが(微妙に褒めてない気がするのはほんの錯覚よ!)、リリー役のミア・サーラがイマイチなのよねぇ。ファンタジーっぽくないの。

若いトムちんが観たい!ファンタジーなトムちんが観たい!妖精さんチックな衣装のトムちんが暴れまわり、パンチラ(?)しちゃうシーンが是非とも観たい!という方はどうぞ。
1985年/アメリカ/95分/監督:リドリー・スコット
LEGEND

「ユニコーンのシーンってブレードランナーと一緒?」
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