レッド・ドラゴン

悪の根源を知る為にはその原点に戻らねばならない。

かつて死闘を演じた元FBI捜査官とレクター博士の、連続殺人事件解明に向けての攻防を描くサイコ・スリラー。

FBI捜査官ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)は、精神科医のハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に連続殺人の捜査の助言を受けていたが、ある日、偶然目にした1冊の書物から犯人はレクターであることに気付き、命懸けで捕らえる。しかし生死を彷徨う重傷を負った上に精神的疲労も重なり現役を引退。今は家族とフロリダで静かに暮らす日々を送っていた。

そんな彼のもとを元上司のジャック・クロフォード(ハーヴェイ・カイテル)が訪れる。グレアムに最近起きた家族惨殺事件の捜査の協力を求めるためだった。犯人のプロファイリングに長け、人とは違った視点で事件を見つめることが出来るグレアムなしでは解決の糸口はないと語るクロフォード。一旦は断るがクロフォードの懇願に負け、協力を承諾するグレアム。しかし犯人像がなかなか掴めない彼はかつてのように助言を得るためにやむなく拘禁中のレクターのもとへ向うが…


「ハンニバル」がアレだったんで、何の期待もなく鑑賞。あら、意外と面白い。俳優陣も魅力的だし。まぁ、アンソニー・ホプキンスはおいといてエドワード・ノートンにレイフ・ファインズ、フィリップ・シーモア・ホフマンにエミリー・ワトソン。ついでにハーヴェイ・カイテルまで出ちゃってますよ。だからってムチャクチャ面白いってワケじゃないですが。エドワード・ノートンは相変わらず上手いとは思うけど、イイ人役をやるとなんだか違うカンジ。ぼんやりした人に見えちゃう。いっそ彼が犯人とかフィリップ・シーモア・ホフマン演じる新聞記者役の方がしっくりきたような気がする。

原作は読んでないケド、もっとグレアムについて掘り下げてくれたらエドワード・ノートンじゃなきゃ!って思ったかも。異常心理に飲み込まれまいと必死に戦うグレアムの姿をもっと前面に出して欲しかった。たった一言のセリフで説明されてもなぁ。ハーヴェイ・カイテル。アナタがFBIですか?あら、そうですか。リーバ役のエミリー・ワトソンは盲目の女性をとても上手く演じていたケド、キレイなお姉さん好きKOROのハートを掴まないのよねぇ。ついでに腕時計してたのもアレ?とか思っちゃったわ。

ダラハイド役にレイフ・ファインズはちょっと疑問。だってキレイだし。全然醜くないし。たしかに幼児期の恐ろしい体験は人間を歪ませちゃうのかもとは思うけど。まぁ全裸を披露してくれたのでKORO的には満足。ダラハイドとリーバのぎこちない恋愛部分はなかなか切なくてイイ。おかげでサイコ・スリラーというよりも恋愛モノ?って印象の方が強いんですが、泣けたのでおっけ〜。しかし、エミリー・ワトソン。純粋で可憐な女性を演じてるはずなのに怖かった。特にクライマックスのシーン。彼女の表情を観て、思わず異常心理に飲み込まれたのかと思いましたヨ。

あ、キレイなお姉さんとセクシー爺を愛するミーなのに、何故か存在が気になって気になって仕方がないフィリップ・シーモア・ホフマン。彼がやってくれましたヨ。おパンツ1枚で頑張ってくれましたヨ。「ひぃぃぃぃ〜ッ、痛そう!」とか思いながら、彼のゆるんだ身体に装着された白いブリーフに笑った。いやぁヤツはスゴイよ!男だね!デモ、白いブリーフ姿はもう2度と見たくない。

内容的には前2作に比べるとレクターの出番も少ないし、グロいシーンもほとんどないのでサイコ・スリラーというよりもサスペンスもの?その割には早々に犯人が判る展開にアレ?ってカンジ。拘禁されたレクターが彼を崇拝する犯人をリモート・コントロールして○○○○を○○させるくだりは面白かった。すごく満足したとはいえませんが、「ハンニバル」の汚名は返上したかな。しかしラストの「羊たちの沈黙」の栄光?にすがるようなシーンは頂けない。
2002年/アメリカ/125分/監督:ブレット・ラトナー
RED DRAGON

「見ているが見えていない」
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