映画史上、最も美しい銃激戦。チョウ・ユンファ ハリウッド進出第1弾!
チャイニーズ・マフィアのボス、ウェイ(ケネス・ツァン)に家族を狙われ、命じられるままに殺しを繰返す凄腕のヒットマン、ジョン・リー(チョウ・ユンファ)。しかし自分の息子を手にかけた刑事ジーコフ(マイケル・ルーカー)への復讐のため、彼の息子を殺せというウェイの命令に背いてしまう。組織との闘いを決意した彼は人質にされている家族の身を守るため国外脱出を図り、偽造屋のメグ(ミラ・ソルヴィノ)を尋ねるが…
映画史上、最も美しい銃撃戦かどうかはともかく、二丁拳銃ですよ!チョウ・ユンファのガン・アクションがステキ。リーちゃまを凌ぐ七三ヘアさえ愛おしい。まぁ見た目はカッコよくもないし、もっさりしたカンジがしなくもないですがリーちゃまに次いで偏愛してマス。冒頭のクラブでの銃撃シーンから虜状態。マフィアの目の前に「死」と刻印された薬莢を置き、「ハ、なんですか?」状態のマフィアのお兄さんを無言でバンバン撃っちゃいます。きゃぁぁぁ〜ッ。あ、ミラ・ソルヴィノも頑張ってマシタ。ただ何故メグがあそこまでジョンを助けるかはちょっと疑問ですが。
ジーコフ役のマイケル・ルーカーの父親ぶりも良かった。ついでにジョンを狙う殺し屋役で「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のティル・シュヴァイガーと「デスペラード」など愛するロバート・ロドリゲス監督作品に多数出演してるダニー・トレホも出演してますよ!満足。製作総指揮がジョン・ウーなので彼のテイストがそこかしこに感じられます。デモさすがに鳩は飛んでなかった。
アジアチックな風景に適度にアメリカンナイズされたスマートなアクション。ストーリー部分もまとまりがあるし、女優は可愛くて知的なミラだし、助演陣もさりげなく豪華だし、無意味な恋愛シーン(チョウ・ユンファのラブシーンなんて想像したくないわ!)ないし、一味違った銃撃シーン満載。なかなか面白い作品だと思うのですが微妙にマイナーが気がするんですケド?
チョウ・ユンファの男ぶりが堪能出来るこの作品、二丁拳銃ものが大好きという方は是非。
1998年/アメリカ/87分/監督:アントワーン・フークア
THE REPLACEMENT KILLERS