全米でもトップクラスの法律学校を優秀な成績で卒業した貧乏学生、ミッチ(トム・クルーズ)。彼はある法律事務所から内定を受ける。並みいるライバルを押しのけ、唯一採用された彼に提示された労働条件は破格の高待遇だった。しかし…
トム・クルーズ主演の法律サスペンスです。忙しいながら最高の条件のもと働く彼は毎日が充実しています。苦しい学生生活を支えてくれた妻も会社の用意してくれた新居に有頂天。忙しすぎることを除けば何事も不満はないような日々でしたが、その法律事務所には知られざる裏の顔がありました。
次第にそのことに気付くミッチ。しかし、事務所はあらゆる罠を仕掛け彼を窮地に追いやろうと画策します。ミッチは自分の頭脳を駆使しその苦境から逃れようとします。
800万部を売り上げたというジョン・グリシャムの原作を元に作られた作品ですが、原作の面白さに比べると少し盛り上がりに欠けます。さすがに前、後編に分かれた長編を2時間半でまとめるのはムリだったのかもしれませんが。割と淡々と話が進んでサスペンス要素が薄かったです。
トム・クルーズの爽やかさは相変わらずピカ一ですが上司役のジーン・ハックマン、さすがに貫禄の演技です。ミッチを助ける秘書役のホリー・ハンターも「ピアノ・レッスン」のエイダと同一人物とは思えない程、少々お下品な秘書をうまく演じていました。
THE FIRM