高校生ハッカー軍団と悪のハッカーとの戦いを描くハイテク・サスペンス。
デイド(ジョニー・リー・ミラー)は、11歳のときにウォール街のコンピュータに侵入して破壊。起訴され7年間、一切コンピュータに触れてはいけないという判決を言い渡される。そしてデイドの家族は多額の罰金を支払うことに。18歳になった彼は母親の仕事の関係で転校することになるが、ようやくコンピュータに触れられるようになり、それなりに高校生活をエンジョイしていた。だがある日、仲間の1人がエリンソン石油のコンピュータに侵入した際に偶然にも保安担当官プレイグ(フィッシャー・スティーヴンス)の不正の証拠を、そうとは知らずにフロッピーにコピーしてしまう。不正の発覚を恐れたプレイグはあの手この手でデイド達を脅しにかかるが…
まずハッカーって言葉の使いかたが間違ってるような。まぁそれはおいといて。きゃぁぁぁ〜ッ!マシュー・リラードが出てるわよ!彼の邪笑をこの上なく愛しているのよ!うっとり。ついでに若いッ。とはいっても当時25歳ですが。デモ、高校生役でも不自然じゃないわ。彼の長身をユラユラさせながらのオーバーアクションにホレボレ。顔をくしゃくしゃにして笑っても、どこか意地の悪さを感じさせるトコにフォーリン・ラヴ。ミーって歪んでるかしら?デモ、好きなものは好きなの。
それとデイドが恋するケイト・リビー役でアンジェリーナ・ジョリーが出てた。びっくり。カワイイけど細ッ。痛々しいくらいに細い。そしてショートカット。主演のジョニー・リー・ミラーとはこの作品での共演がきっかけで結婚したそうですなぁ。アンジーの最初の夫ってどんな人だろうと思ってたら、この子かぁ。ついでにジョニー・リー・ミラーって007シリーズの初代Mのバーナード・リーの孫ですか。あらまぁ。
あ、肝心のストーリー。1995年の作品なんで当時としては最新鋭なのかもしれませんが「28,800bpsのモデム、100万色モニターのラップトップだって?スゲエッ!」という台詞に脱力したり、記憶メディアがフロッピーですかと微妙に侘しい気分になったり。それとストーリー後半に出てくる日本人ハッカーの変な髪形と妙にどっしりした座卓の上に置かれたノートパソコンに正座して向ってる姿に失笑したり。ついでにどうみてもその日本人女性、作務衣を着ているようにしか見えない。彼女に甲斐甲斐しく携帯電話を差し出す男性もやっぱり作務衣姿に見えちゃうの。しかも背後には障子。どこかの温泉宿でハッキングしてるかと思った。
多少、脱力するシーンはあるけど1995年作でコンピュータを題材にしてる割には、それほど古臭さは感じさせず。ヴィジュアルがド派手なせいかしら?そういうジャンルがあるかどうかは不明ですが学園ハイテク・スリラーとしては充分、合格点。音楽のセンスが良く、映像もスタイリッシュ。テンポのいいストーリー展開で楽しく鑑賞出来ました。ただアメリカのコンピュータオタクは揃いも揃ってオシャレさんなのですか?と軽くツッコミたくなりましたケド。
1995年/アメリカ/105分/監督:イアン・ソフトリー
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