死にたくなかったら、ゲームを続けるしかない。
ボードゲームの指示通りのことが現実に起こってしまう呪われたゲーム“ジュマンジ”
アメリカの田舎町にある靴工場の経営者の息子アランは工事現場で木箱を見つけます。開けてみると“ジュマンジ”と書かれたボードゲームらしきモノが。早速ガールフレンドのサリーとゲームを始めるアランですが、サイコロが止まったマスに書かれた事が現実になってしまうとは!
暖炉からコウモリが出たりとか。アランがふったサイコロはある数(何番か忘れた)が出るまでジャングルにとどまるでした。その途端、ゲーム板に吸い込まれるアラン。あまりの驚愕に逃げ出すサリー。あなたがサイコロふらないでどうするんですか!
そして一気に20ン年後。元アラン宅に引っ越してきた女性とその姪&甥姉弟。ジュディーとピーター姉弟は転校早々しっかりサボり、子供部屋でジュマンジを見つけ、ゲームを始めます。巨大な蚊が出ようが、猿がわんさか現れようがゲームを続ける2人。誰かが上がらないとやめられないんだけどね。ピーターがふったサイコロの目がアラン復活の目だったので、20ン年ぶりにアラン帰宅です。トイレに入ってトイレットペーパーでお尻が拭ける!と異常に感激してたなぁ。
ゲームを進行するには、ゲーム参加者が順にサイコロを振らないとゲーム板が受け付けてくれません。つまり、昔アランとゲームを始めたサラも参加しないとダメなのです。
んで、アランが消えたショックとゲームのコトを話しても誰も信じてくれなかったことから、すっかり世捨て人になったサリーを無理やり連れて来てゲームに参加させます。可哀相なサリー。アランが現れても本格的に自分はおかしくなったんだわと思ったりとか。
SFXファンタジーでタイムトラベルモノで、CGもすごいぞ!みたいな作品です。展開もスピーディーで観ていて飽きさせません。それにアランを追ってくるハンター(アランのパパと2役)がいい。
演技過剰な気がしてミーはあまり大人になったアラン役のロビン・ウィリアムス苦手なのですが、少年の頃は弱虫だったのに長年のジャングル生活ですっかりたくましくなり(でも心は少年のまま)、ジュマンジが起こす数々のトラブルをうまくかわしていくアランを自然に演じていて、この作品の彼はステキでした。
最大の売り物(?)のCGですが車を踏み潰す象などは本物と見紛うほどでしたが、かなり出番の多い猿とかはちょっと苦しいかなってカンジ。蜘蛛もおもちゃっぽかった。
アランの少年時代を描いたプロローグとゲームが終わり、20ン年振りに再会したアランとサリー2人を描いたエピローグがあることでこの作品をただのパニック映画に終わらせず、ほんわかした味わいのある作品に仕立てていると思います。
JUMANJI