死んでも逃げられない
カレン(サラ・ミシェル・ゲラー)は、東京の国際大学で福祉を学ぶ留学生。ある日、カレンは授業の一環としてアメリカ人一家の介護を手伝うことになる。そこはビジネスマンのマシュー(ウィリアム・メイポーザー)が日本で仕事をするために借りた郊外の一軒家で、妻のジェニファー(クレア・デュヴァル)と認知症気味の母エマ(グレイス・ザブリスキー)と共に暮らしていた。エマの介護を手伝うためにマシュー宅を訪れるカレンだったが、いくら声を掛けても人の出てくる気配はない。不審に思いながらも家の中に入っていくカレン。それが底知れない恐怖の一歩だと知らずに─
夜中に張り切って観たのに。「SAW」と「エスター」と3本立てで張り切って背中ゾクゾク祭りを開催したのに。1本目の「SAW」は再鑑賞だったんで、それほどゾクゾクしなかったが、やっぱりオモロい。いいね、ジグソー。その悪趣味っぷり気に入ったッ。お友達になれそうなヨ・カ・ン。あ、デモまだ感想書いてなかった。こりゃまたうっかり。とにかく。よっしゃ暖気運転は終わった。2本目は呪怨いくぜ、呪怨!と思ったが。KOROたん、選択ミス。これってハリウッドリメイクじゃん。いや、デモ監督はオリジナルと同じく清水崇なんで安心なのかしら?とにかく観るべし。
…約100分後。口ぽか〜ん。いや、いくらミーがホラー不感症っつっても、これはないべ?なんつ〜かアメリカ人の白黒はっきりつけたがる性格はホラーに向いてないのではないかと。「リング」もそうだったけど、この作品も怖さのキモはワケの判らなさだと思うワケで。なんでもキッチリ説明されちゃ怖さ半減。そこのトコを判って欲しいわぁ。日本ではアナタのお国より、もうちょっとホラーが複雑なの。判るかなぁ、判んねぇだろうなぁ。
マシュー達が住む家がどう見ても古ぼけてて、何故この家を気に入ったのかが疑問満載デシタ。パッと見で絶対なんかありそうな家ですわ。あんな辛気臭い家で介護だなんて、してる方もされる方も陰気になりそう。単にお家賃が安かったとか?同じくカレンが彼氏と住んでるアパートも妙に古臭くて一体、いつの時代の話なんだよと観ている間、ずっと疑問だったケド、どうも現代らしい。それにしてはなにもかもが古臭く感じるのは何故だ。石橋凌の不自然な髪型のせいなのか←それは絶対違う
石橋凌とサラ・ミシェル・ゲラーが一緒に芝居してるのが妙に違和感デシタ。ついでに顔の面積比もスゴイことになってマシタ。
因みにワタクシ。俊雄登場シーンで爆笑致しマシタ。伽椰子登場時は失笑した。あんまりバンバン見せられてもなぁ。チラリズム精神でお願いしたいが、アメリカさんにはそういう感覚は皆無そうなので、清水監督はアメリカ仕様で撮ったんでしょうな。
怖さ的にはいまいちだったが、低音の響きっぷりとびっくりさせるような音響は頑張っておりマシタ。デモ、音で驚かせるのはナシの方向でお願いしたいかも。それって怖さと違うし。
それにしても呪怨シリーズって一体何本あるの?劇場版はハリウッドリメイク合わせて5本くらい?頑張るなぁ。どう考えてもシリーズを重ねるにつれ、加速度的に怖さが弱まってる感アリアリですが。
見所はサラ・ミシェル・ゲラーが可愛かったのとビル・プルマンがこの役で!つ〜とこくらいでしょうか。標準的なホラー耐性の持ち主だったら、そこそこ怖いかもしれないケド、ミーにはまるっきり怖くありませんデシタ。
2004年/アメリカ・日本/98分/監督:清水崇
THE GRUDGE
2010.09.20記