推定無罪

魅惑。欲望。欺き。殺人。完全に無罪の人は誰もいない。

エリート検事のラスティ(ハリソン・フォード)は愛人関係にあった女性検事補を殺害した容疑で告発される。無実を叫ぶラスティだが捜査の結果、明らかになるのは彼にとって不利な証拠ばかり。彼は本当に無実なのか?

地味です。法廷サスペンス物とはいえ、地味すぎる。ハリソン・フォード+愛人と妻の違いこそあれ、あらぬ殺人容疑で追い詰められるってコトで「逃亡者」とイメージかぶってしまいました。あちらはなかなか派手なシーン満載で見応えありました。

登場人物全員が怪しいと思わせる話の展開や伏線の張り方はまぁまぁでしたが、途中でうすうす犯人判ります。なのでラストのどんでん返しもそれほど驚かず。よく考えればありふれた犯人といえましょう。まぁ怪しいケド犯人じゃないよね〜と思わせる作りにはなっていますが。

ハリソン・フォードは個人的に言いますと情けない男を演じてる時の方が好きです。彼の出演作で一番好きなのは「フランティック」。もう始終オロオロしっぱなし。そんな男を演じてる時の方がイイ味出してる気がします。なのでこの作品の彼もそういう意味では割に好きです。

しかし、あまりにも手堅く、こぢんまりとまとまった感があり法廷サスペンス物ならこれ!と言えるような作品には仕上がってないような。
PRESUMED INNOCENT

「女性は恐ろしゅうございます」
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