おとぎ話の常識を越える、史上最強のファンタジー!
めでたく結ばれたシュレックとフィオナ姫がハネムーンから帰ってくると、“遠い遠い国”に住むフィオナ姫の両親から結婚を祝う舞踏会の招待状が届けられる。しかし、シュレックは怪物の自分が歓迎されるはずがないと出席を渋る。フィオナの懇願に負け、仕方なく遠い遠い国に向うシュレックだったが…
前作がとても面白かったので期待して観に行きマシタ。デモ、よく考えてみればシュレックとフィオナの新婚物語だわ。ラヴストーリーが苦手なKOROには不向きでは?という不安に駆られる。鑑賞後、面白くないとまでは言いませんが、全体的にお上品になったというかお子様も割りと安心して鑑賞できる作品に仕上げマシタというか。なんか下ネタとか残酷チックな笑いが減ったなぁ。ついでにインパクトあるキャラも減ったなぁ。前作の王様がKORO的に大ヒットなキャラだったので、彼を凌ぐ強烈個性のキャラを期待したワケですが、みんなフツーの人だし。プリンスチャーミングも変なキャラではあるケド、ヴィジュアル的にはいたってフツー。妖精おばさんも見た目はフツーの厚化粧おばさんだし。まぁ、バンちゃまの長靴をはいた猫ちゃんがお目当てなので、プリンスがケツ顎だろうが、妖精さんがケバい意地悪おばさんだろうが関係ないのですが。
バンちゃま猫がラヴリーです。かっこよく登場したと思ったら、いきなりよつんばいで「カ〜ッ、カ〜ッ!」ですからね。ミーの愛猫のエイキチくんを思い出した。チンチラだったせいか、しょっちゅう「カ〜ッ、カ〜ッ!」とやっては特大の○○を出してましたなぁ。ちなみに我が妹チャッキーの愛猫コミは何故かしなかった。そんな愛猫物語はともかく。バンちゃま猫の「カ〜ッ、カ〜ッ!」のあとのキラキラお目々にしっかりハートを奪われる。あんな瞳で見つめられたら、堪んないわよッ。ラストのドンキーとの競演も素晴らしい。腰が砕けそうになりマシタ。
バンちゃま猫に比べ、主役の2人の影が薄いというか。中盤、シュレックが○○した時も「ハァ?」と思った。ミーの審美眼がおかしいのか、アメリカンな嗜好のせいなのか。何故にシュレックが異常にもてるのか全く理解出来なかったり。遠い遠い国のはずなのに、シュレックの危機を知ったクッキーマンやピノキオ一行が瞬時に救援にきたのはどういう技を駆使したのだ?と疑問に思ったり。あ、ピノキオの隠された趣味が暴かれるシーンはちょっと笑えた。いやん。
作品のそこかしこに使われる映画のパロディが全て判れば、もっと楽しめるかも。ミーは「ロード・オブ・ザ・リング」や「フラッシュ・ダンス」くらいしか判りませんデシタ。続編も決まってるようだけど、次は強烈キャラが登場してくれるのかなぁ。
2004年/アメリカ/93分/監督:アンドリュー・アダムソン
SHREK 2