それは…決して気づいてはいけない兆候（サイン）

ペンシルバニア州バックス郡。牧師グラハム・ヘス（メル・ギブソン）は妻を突然の事故で亡くしてしまう。臨終の間際、妻が残した言葉。「グラハムよく見て。メリル、思いっきり振るのよ」…理解しがたい最後の言葉。不条理な死。耐え難い喪失感。その日を境にグラハムは神の存在を疑い、信仰を捨てた。2人の子供と元大リーグ選手の弟メリル（ホアキン・フェニックス）とともに農場を営みながら静かな生活を送る日々。だがある朝、ヘス家のとうもろこし畑に巨大なミステリーサークルが出現。それ以来彼らのまわりでは奇怪な出来事が続発する。幼い娘ボーには不吉な予知能力が宿り、飼い犬は凶暴化。農場の周囲には不穏が空気が漂い始め…

久しぶりに大笑いさせていただきマシタ。DVD観ながら夜中に1人で大笑い。え？お笑い映画じゃないって？否ッ。メリルのアルミ帽子かぶった姿は笑わずにはいられマセンよッ。表情も素晴らしい。それを見て、思わず腰が引き気味になるグラハムにも大笑い。薬局のお姉ちゃんにムリヤリ悩みを打ち明けられるシーンも笑えた。しかし、宣伝ではホラーつ〜かスリラーって言ってたような？あらまぁ。まぁヨイ。楽しめればホラーだろうがオカルトだろうがハードコアだろうが無関係。かかってこい。

え〜とたしかに○○○登場のシーンはハァッ？と思いマシタ。デモ意外と楽しめた。実は「アンブレイカブル」よりも面白かったかも。ミーはシャマラン監督をディテール・フェチ（そんなフェティシズムがあるかは不明ですが）だと思ってマス。まぁ意味があるのかないのか全くもって不明ですが、これでもかッというくらいに思わせぶりなカット満載。それらが楽しめればおっけ〜なのです。大どんでん返しとか期待しておりマセン。いい加減「シックス・センス」を越える衝撃とかそういうのやめて欲しい。アレはアレ。コレはコレでなかなか楽しめマシタ。まぁ神の○○○があんな言葉かよッと軽いツッコミはありますケド。史上最高額の脚本料というのも、あぁそうですかってカンジ。

グラハムがメリルに語る言葉に少々涙腺が緩みマシタ。この作品ってスリラーとかSFモノとして観ると激しく疑問だけど、○○映画としてみれば頷ける。絶望の淵から信仰と家族愛を再び取り戻す一家のドラマ。デモ、そこにSFホラー風味を絡めたので妙な味付けになってます。もちろんシャマラン監督も出演。しかし1作ごとに出演時間とセリフが増えてるような気がする。
2002年/アメリカ/107分/監督:M･ナイト･シャマラン
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