スーパーマン

あなたも空を翔べる!

銀河の遥かかなた、惑星クリプトンから地球にやってきた超男の活躍を描く。

地球から遠く離れた銀河に位置するクリプトン星は崩壊の危機に瀕していた。ジョー=エル(マーロン・ブランド)は、一人息子のカル=エルを宇宙船に乗せ、遥か彼方の惑星、地球へと脱出させる。カル=エルを乗せた宇宙船は地球へ到達し、不時着する。そこへ偶然通りかかったケント夫妻が彼を見つけ、クラークと名づけて我が子として育てることにする。

やがて青年へと成長したクラーク(クリストファー・リーヴ)だったが、常人離れした我が身の能力に戸惑いを隠せないでいた。さらには愛する父を失った彼は田舎での平穏な暮らしに見切りをつけ、都会へと出る決心をする。メトロポリスに向かった彼はデイリー・プラネット新聞社の記者の就職口を見つける。同僚のロイス・レイン(マーゴット・キダー)らと共に忙しく働く毎日だったが、彼にはもう一つの顔があった。超人的な力をもって正義のために戦うスーパーマンとしての顔が─


クリプトン消滅の危機→ジョー=エルの息子、地球へ向けて脱出→優しい夫婦に拾われスクスク成長→なんだか妙に超パワーの持ち主なのは何故?→育ての父の死をきっかけに北極へ→グリーン・クリスタルが激しく反応→僕は正義と平和の為に戦う!→スーパーマン誕生→悪人退治→めでたしめでたし→おわり

え〜と。こんなカンジでいいですか?だってヒーローものなのに、この作品妙に長いんだもん(144分)。メトロポリスに出てスーパーマンになるまでが冗長でいきなり寝そうになった。それとロイス・レインがカワイクもキレイでもないわよ!ついでに性格もイヤなのよ!上昇志向強い上に妙に自意識過剰というか。自分はものすごくイイ女なのよって思ってるカンジがとんでもなくダメ。なので、そんな彼女に一目惚れするクラーク・ケント=スーパーマンに激しく疑問。スーツの下にスーパーマンのコスチューム着てるのも、今観ると笑えるなぁ。人前で着替えられないし。それに異常に恥ずかしいデザイン。作品の中でも誰かがツッコンでた。

全体的にほんわかしてるというか、ほのぼの系。なんだか影がないのよねぇ。超人ものは好きですが、ダークな一面を持った超人が好みなKOROとしては「スーパーマン」は健全すぎる。レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)も面白いけど、天才的頭脳の大悪人に見えない。序盤でほんのちょっとだけ出てくるマーロン・ブランドはすごいギャラ貰ったってウワサだけど、適当に演技してる風にしか見えなかったヨ。「お前はスゴイ力を持っている。だが、力をひけらかしてはいかん」と少年時代のクラークに言い聞かせていた育ての父役のグレン・フォードの方がよっぽど味のある演技だったと思うのだが。

激しく不満があるというほどではないですが、さすがに1970年代の作品なんで特撮がショボく感じるのと、ヒロインがアレなのでいまいち。

あ、ラストはかなりご不満。超男、それはないだろ。悲しみを乗り越え、正義の為に戦えよ。自分勝手な思いだけで○○を○回○させちゃイカン!
1977年/アメリカ/144分/監督:リチャード・ドナー
SUPERMAN

「オープニング・テーマがスター・ウォーズと激似なんですが?」
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