いよいよ最高潮！惑星クリプトンの3悪人を迎え、史上初の空中戦が始まる！

前作の冒頭で登場したクリプトン星爆破直前に宇宙へと幽閉された極悪犯罪者3人が復活し、地球へと襲来。彼らと闘うスーパーマンの活躍とロイス・レインとの恋模様を描いたスーパーマンシリーズ第二弾。

いつものように記者としてクラーク・ケント（クリストファー・リーヴ）がデイリー・プラネット社に出勤すると、社内はある事件でもちきり。パリのエッフェル塔が核武装したテロリストに占拠されたというのだ。すでにロイス・レイン（マーゴット・キダー）は取材のためパリに向かっていた。クラークはロイスの身を案じ、スーパーマンに変身しエッフェル塔に向かう。現場に到着するとロイスは足を滑らせ、エッフェル塔から落下。あわやのところでロイスを腕に抱きとめ、核爆弾をのせたエレベーターを宇宙の彼方へと放りなげるスーパーマン。

しかし、その爆発の余波でクリプトン星で反逆罪に問われ、宇宙の彼方に幽閉されていたゾッド将軍（テレンス・スタンプ）、その愛人で副官のアーサ（サラ・ダグラス）、巨体自慢のノン（ジャック・オハローラン）の3人が自由の身となってしまう。スーパーマンと同じ惑星人である彼らは、地球では同じように超能力を持つ。彼らは地球征服を目論み、宇宙基地のあるヒューストンへと向かった。一方、刑務所に閉じ込められていた悪人レックス・ルーサー（ジーン・ハックマン）は、愛人のイブ（ヴァレリー・ペリン）、子分のオーティス（ネッド・ビーティ）の協力で脱獄し、スーパーマンの本拠地のある北極へと向かい彼の力の正体を知ることになる。

取材のために新婚夫婦を装いナイアガラにやってきたクラークとロイス。だが、ふとしたことからクラークがスーパーマンなのではないかと疑うロイス。クラークを問い詰める彼女に全てを打ち明ける決心をし、北極へと連れて行くクラークだったが…

ずいぶん前にDVDで再見して感想をしっかり書いてたのをうっかり、しっかり忘れていた。実は健全かつ明朗なスーパーヒーローの王道ともいえる、このシリーズも全部観ていたりする。ダークヒーローがお好みだが健全超男も観たりしちゃうのよ。えぇ節操ナシですから。別に超男のモッコリ具合が見たいとかじゃありマセンよ？失礼だなッ。

まぁモッコリとか原色バンザイなコスチュームとかおいといて。なんなんなんだ、このスーパーヒーローはッ！惚れた女のために大いなる使命もあっさり放棄ですか！…ふっ、超男も甘いな。ロイスが惚れてるのは人間クラークぢゃないんだよ！超男なんだよッ！超男であるが故なんだよ！自分の彼氏が超男。ふふん、世界広しといえども彼氏が超男な女なんてアタシ一人だけよ！アタシが世界で一番の女なのよ！超男に選ばれたんだから！いいえ、アタシが超男を選んだの。この地球にアタシのようなイイ女に相応しい男なんていなんですもの！おほほほほ〜ッみたいな。

スンマセン、かなり偏見が入ってマス。でも、あながち間違いではないと思う。なんつ〜か何度観てもマーゴット・キダーは好きになれん。これっぽっちも可愛げがない。そしてロイスのアップのシーンがことごとくソフトフォーカスになるのがウザい。そんなことをしてもオバ臭さは隠せんわッ。ロイスを美人という台詞が出る度に古典的なアメリカン・ジョークなのかと真剣に悩む。ロイス・レインよりもアーサの方が数倍、魅力的だぞ。

展開は王道といえば王道だが3悪人がなかなか魅力的だし、レックス・ルーサーも絡んでくるしでそれなりに見所も多い。テレンス・スタンプに悪のオーラがやや薄く感じられるのは残念。というか大真面目過ぎて浮いてるというか。全体的にコミカルな要素が多い、この作品で彼だけ大真面目。少々、困惑。あと○○になった超男が最初にするのが○○○というのに笑った。そりゃ健全なスーパーヒーローだって一人の男だもんね。まず考えるのはそれだろうね。しかし。超男ってもしや○○じゃないのか。ウワッ。

さすがに1981年の作品なので今、観ると特撮はショボいし、ラストの超男の罠の仕掛け方に「超男というよりは詐欺師ッ」とか思いましたが概ね、満足。だって超男が○○逃げしちゃうんですもの。笑えた。
1981年/アメリカ/126分/監督:リチャード・レスター
SUPERMAN II
2008.08.31記