2001年、恐るべき宇宙の秘密をあなたは目撃する!!
救難信号を受け、惑星タイタンにやってきた医療船ナイチンゲール号。そして1人の男を救出するが、そこから船内では異変が起こり始める。
宇宙を航行中の医療船ナイチンゲール号は、2000光年先から発せられた救難信号をキャッチする。隊長マーレイ(ロバート・フォスター)、副操縦士のニック(ジェームズ・スペイダー)、医師カエラ(アンジェラ・バセット)、コンピューターエンジニアのベンジ(ウィルソン・クルーズ)、医療技師のヤージー(ルー・ダイアモンド・フィリップス)と救命救急士のダニカ(ロビン・タネイ)ら、6人の乗組員を乗せたナイチンゲール号は信号の発信源である惑星タイタンへとたどり着いた。しかし、そこはすでに生命が存在しないはずの星。だが、探索を続けるうち一人の青年を発見し、船に収容する。やがて意識を取り戻したその青年はカール(ピーター・ファシネリ)と名乗り、カエラのかつての恋人であった男の息子だと彼女に告げる。やがてナイチンゲール号が惑星タイタンでカールだけではなく、ある謎の物体も同時に収容していたことが判り…
監督名義はトーマス・リー。なんかアラン・スミシーと同義語らしい。ウォルター・ヒルやコッポラが製作に関わったものの完成には至らなかったらしい。まぁそんなコトはいいのですが。なんじゃこりゃ!ミーはてっきりうっかり1980年代後半〜1990年代前半に製作された作品かと思ってマシタよ。2000年製作?ウソッ。なんだこの香ばしさは!妙に安っぽくてしかも古臭いッ。SF懐古作品なのか?意外とキャストは超有名とまではいかなくても、そこそこ名の知れた人ばっかりなのに全編を通して漂うB級臭さ。そして日本の2時間ドラマくらいの予算で作ったのか?と疑うような出来。まぁB級はキライじゃないですケドね。どっちかというと大好物ですけどね。
しかし。この作品はSFがテーマというよりもエロがテーマかと思われる。とにかく脱いどけみたいな。とにかくセックスしとけみたいな。やたら老若男女が脱ぎまくります。不必要に裸デス。暑苦しいまでにマッチョです。まぁ男性陣のマッチョぶりは無問題ですが、女性陣にセクシーさが足りんッ。ロビン・タネイも脱いだら意外にエロい身体つきだったけど、いやぁまだまだ。もっともっとセクシーで過剰なまでに肉感的なお姉さん希望。だからといって女マッチョなアンジェラ・バセットは勘弁。女優としては好きな人だけど裸はノーサンキューだ。大体、お姉さんが2人しか登場しないのが問題だ。いっそ遭難者は女性にして徹頭徹尾、裸で押し通して船内の男どもをセクシー光線で骨抜きにしちゃうみたいなカンジでお願いしたかった←それじゃ、スペースバンパイアだろ。
あ、またエロ感想になってしまったような。まぁヨイ。一応、SFということで宇宙で発見された謎の物体が出てきたりしますが最後まで○○は○○○○デス。一体、この作品はナニを伝え、そしてナニを見せたかったのか全く判らないまま終わってしまいマシタ。もしかしたら宇宙での一番の問題は性生活にある!ということが訴えたかった作品なのでしょうか?なんかSF+エロって興奮度が上がる気はするケド、だからといってこの作品が面白いかといえば否。アクション、サスペンスともに中途半端。見事なのは脱ぎっぷりだけ。あと、ジェームズ・スペイダーの出番が少なすぎる。
2000年/アメリカ/91分/監督名義:トーマス・リー
SUPERNOVA
2008.04.14記