「60セカンズ」のドミニク・セナ監督がジョン・トラヴォルタ主演で描くクライム・サスペンス。
ロサンジェルス空港で1人の男が逮捕される。男は腕利きのハッカーで、捜査官の執拗な尋問にようやく口を開きかけた矢先、何者かによって射殺されてしまう。一方、すでに引退した世界一のハッカーと言われた男、スタンリー(ヒュー・ジャックマン)の元にジンジャー(ハリー・ベリー)と名乗る美女が現れ、ある仕事を持ちかける。以前、麻薬取締局が行った極秘作戦“ソードフィッシュ”によって思いがけず生まれた利益をコンピュータ操作で奪おうというもの。その額95億ドル。計画の首謀者は謎の男ガブリエル(ジョン・トラヴォルタ)。だが、ガブリエルの計画には二重三重の“罠”が張り巡らされていた…
オープニングに騙された。ジョン・トラヴォルタの映画薀蓄にうっかりしっかり騙された。まぁアル・パチーノの「狼たちの午後」なんて台詞が出るだけで観なくちゃ!とか思う単純なミーもどうかと思いますが。そんなにつまんなくはナイですが、ツッコミどころが多すぎ。あんなハッカーいるかよ。あんなハッキングするか?それに子持ちのイイ年した男が○○見たくらいでうろたえるなヨ。観ていて何度も「おい!」とスクリーンにツッコミましたよ。ジョン・トラヴォルタはヨカッタです。キャラが立ってた。髪型はちょっとイヤですケド、ファッションといい、仕草といい最近の彼の作品では一番カッコイイ。カーアクションのシーンの彼に危うく惚れそうになりマシタよ。ケツ顎はスカンのだが。
展開が二転三転してまぁまぁ楽しませてはくれるんですが、宣伝文句のわりには小粒感満載な作品でした。ハリー・ベリーも添え物程度の扱いだし。もっと彼女が活躍してくれたらなぁ。それと観終わった後きれいさっぱり内容とか登場人物の印象が消えてたのは、作品のせい?ミーの記憶力のなさ故?
2001年/アメリカ/99分/監督:ドミニク・セナ
SWORDFISH