ロマンとスペクタクルの壮麗な超大作!生と死、愛と苦悩…。壮大な歴史のなかに描かれた人生の真実が今、ここに蘇る。
トルストイの同名小説を基にした戦争大河ドラマでございます。19世紀の帝政ロシアの時代、ナポレオンによる侵攻、動乱期の貴族や農民らの生き様を背景に貴族の私生児ピエール(ヘンリー・フォンダ)と伯爵令嬢ナターシャ(オード-リー・ヘプバーン)の恋愛模様を描いた文芸作。でもなんだかメロドラマ要素の方が勝ってたような?
まぁ原作を読んだことがあるはずなのですが、さっぱり覚えていなかったりするKOROなので新鮮な気持ちで観るコトが出来ましたケド。でも3時間半もあるからかなり疲れました。元々ロシア文学ってやたら長い気がするので、映画も妙に長くなっちゃうんでしょうか?ちなみに本家ロシア版の映画は7時間あるそうな。トイレ休憩とかあるのかしら?
メロドラマ要素が強いと書いた通り、延々ナターシャとヘンリー・フォンダ扮する貴族の私生児である若者がくっついたり、離れたりを描いていたカンジです。正直その部分は退屈です。オードリー自身もあまりこの作品の出演に乗り気ではなかったとか。この作品でも相変わらず可憐な彼女ですが、ストーリーの単調さは彼女の美しさを持ってしても隠すことは出来なかった模様。それにヘンリー・フォンダが今いち。
しかし、戦争シーンは圧巻でございます。スペクタクル!デス。それと時代考証がかなり確かなカンジがしました。あまり歴史に詳しくないので威張って断言は出来ませんが、ロシア側の戦術やナポレオンのずんぐりとした体型などに忠実さを感じました。でもナポレオン、英語しゃべってたケド。ロシア人であるはずのオードリー始め、みなさんも英語でした。アメリカ映画なんで当たり前?
ロシア文学なんて小難しくて読めない!それにロシア版の7時間にも耐えられない!オードリー観たい!という方にはオススメなメロドラマでございます。
WAR AND PEACE