ダイ・ハード

テロリストに占拠された日本企業のハイテク高層ビルを舞台に、たった1人の刑事がテロリストに立ち向かう超娯楽作品。

ロサンジェルス。高層ビル「ナカトミ・ビル」では、年末恒例のクリスマス・パーティが開かれていた。ナカトミ商事に勤める妻のホリー(ボニー・ベデリア)に会う為、ナカトミ・ビルを訪れたニューヨーク市警の刑事、ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)。同じ頃、ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)率いるテロリスト集団もナカトミ・ビルに潜入しつつあった。やがて占拠されるビル。辛くも逃げ出したマクレーンだったが、大勢の人質を取られた上に外部との連絡は一切取れない状況。ろくな武器もなく孤立無援。マクレーンは武装したテロリストたち相手に無謀ともいえる戦いをはじめる!ハイテク高層ビルを舞台に、おっさん刑事がテロリスト相手に孤軍奮闘する傑作痛快アクション。


スーパー・ヒーローではない人間臭い主人公マクレーン刑事のキレ具合がいいデス。おっさんヒーロー大活躍です。武装テロリストと1人で戦う男なんていったら、この映画以前ですと、シュワちゃんとかスタローンとかマッチョ系なんでしょうけど、マクレーンはどうにもショボショボです。奥さんとはうまくいってないし。やたら生活臭感じます。そんな彼がただ1人戦う姿。悪態をつきながら、ボロボロになって頑張る(とゆうかヤケってカンジ)のを見てると「おっさん、頑張れ!」と応援したくなります。微妙な頭の薄さもいいカンジ。おっさん、おっさんと連呼してマスが、当時ブルース・ウィリス33歳。え?まだまだヤングメン(死語?)じゃん!あの薄ら寒い頭髪で33歳?まぁ今観たら、若い気もしないではないですが、しかしあのおっさん臭さで33歳?←しつこい。

まぁおっさんくさいのはおいといて。素晴らしい!息もつかせぬ展開。伏線が張り巡らされた脚本(高所恐怖症、おまじない、ホリー・ジェネロ、伏せられる家族写真とか挙げたらキリがない)、それを盛り上げるアクションシーン。声だけでマクレーンを励ますパウエル巡査との間に芽生える友情。そしパウエル巡査の抱えるトラウマ。いやぁ〜映画ってホントに素晴らしいですねぇ。あ、パウエル巡査って、ちょっとマイク水野に似てるかも(腹の出具合が)。そして大切な悪役。アラン・リックマン演じるハンス・グルーバーが非常に魅力的。あの低い声が堪らなくセクシーですよッ!知的で冷酷で、でもユーモアも持ち合わせてる。そこに痺れる、あこがれるぅ!ですよ。アクションものは悪役も大事。部下たちも、それぞれイイ味だしてますし。カール役のアレクサンダー・ゴドノフとか。

1988年の作品ですが、今まで何回鑑賞したことか。毎年クリスマスには必ず観てしまう。KORO的にはクリスマスといえば「ダイ・ハード」ですから。チキン食べながら、おっさん観るクリスマスってどうよ?とは思いますが。
1988年/アメリカ/131分/監督:ジョン・マクティアナン
DIE HARD

「ブルース・ウィリスとリチャード・ギアの区別がつかない知り合いがいる」
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