また、戦場へ来てしまった運の悪い奴!ワシントンDCダレス国際空港に非常事態発生。テロ集団が航空管制塔を占拠!!機能は完全マヒ、パニックが続く空港内にまたしても“あの男”がいた!
ワシントンに護送されてくる中南米の麻薬王。その奪還を図る傭兵部隊によってダレス空港はその機能を停止、上空で待機する旅客機全てが人質となる。妻ホリー(ボニー・ベデリア)を迎えにきていたジョン・マクレーン刑事(ブルース・ウィリス)にまたしても“クリスマスの悪夢”が…
マクレーン刑事の弧軍奮闘ぶりが、かなりの劇画チックで描かれていマス。前作の占拠されたビルという限定された空間でのアクションと違って空港内外に舞台を広げたため、ちょっとまとまりが悪い感はありますが、前作の良さをそのまま生かしたなかなかの好編となっています。ただマクレーンの悪態ぶりが前作とちがってジョークぽくなってて、真に迫ってこないのはちょっとなぁってカンジ。
テロリスト役で翌年公開の「ターミネーター2」でT-1000役を演じることになるロバート・パトリックが出演してマス。「ターミネーター2」を観た後に、この作品を改めて観るとT-1000なのに!新型なのに!高性能のはずなのに!とか思ったり。この作品にもひっそり愛するジョン・レグイザモが出てたなぁ。
アクションシーンは1作目でもそれはムリがあるんじゃないの?ってシーンがなきにしもあらずだったケド、この作品ではその度合いがアップ。ムリ、ムリ、ムリ〜!ってカンジ。
あ、大切な悪役。これがまたイマイチなのよ。ウィリアム・サドラー演じるスチュアートがKORO的には魅力ゼロ。登場シーンでいきなり全裸ですよ。フツーは鍛え上げられた肉体なんか見ちゃったら、「ぽっぽ〜ッ!」なんですが、何故か彼の全裸には悪寒が。ナルシスト度合い満載だったせいでしょか。
面白いのは面白いんだけど、前作の巻きこまれてしまった感よりも、いくらホリーが人質になってるとはいえマクレーンが自ら、首を突っ込んでる感の方が強いのが残念。
1990年/アメリカ/124分/監督:レニー・ハーリン
DIE HARD 2