4作目から5年の月日を経て製作された、イーストウッド代表作「ダーティハリー」シリーズ第5弾。サンフランシスコを舞台に、死亡予想ゲーム“デッドプール”を元に展開する連続殺人事件に挑むダーティハリーの活躍を描く。
さすがにシリーズ5作目ともなるとマンネリ感は否めません。ダーティハリーことクリント・イーストウッドもすでにこの時御年58歳。さすがにアクションシーンも押さえ気味。「ザ・シークレット・サービス」では、そんな寄る年波振りを逆手に取って美女を何気にモノにするおじさんを演じていましたが。しかし、ご老体でもやっぱりダーティハリー。しつこく追い回す美人キャスター率いるカメラマンのカメラをぶち壊したり、ダーティぶりは健在でございます。プラスティック爆弾を積んだラジコン・カーとのカーチェイスも見ものです。ダーティハリーの息切れぶりを気にしなければですケド。
リーアム・ニーソンや逝っちゃってるロックスター役ジム・キャリーの演技も見所でございます。1作目が怒れるダーティハリー、2作目は権力と対決するハリー、3、4作は忘れちゃいましたけど、この作品はテイスティなハリーということで。
THE DEAD POOL