ドラえもん のび太の海底鬼岩城

海底旅行に出かけたドラえもんとのび太たちの冒険を描いた劇場版第4作。

夏休み。ドラえもんやのび太たち5人は旅行計画に夢中。海だ!山だ!といつものようにモメるが、結局ドラえもんの提案で太平洋海底でキャンプをすることに。水中バギーでのドライブや海底に広がる谷間探検にみんな大喜び。しかし、それも束の間。のび太が巨大な怪魚を見たり、ジャイアンとスネ夫が行方不明になったりと海底は不思議で危険な雰囲気を醸し出す。そんな中、突然襲ってきた大イカからのび太たちを救ってくれたのは海底人だった。海の底には海底人の国があったのだ。しかし人間から隠れて暮らしている彼らは海底人の秘密を守るためにのび太たちを幽閉してしまう。そんな時、海底火山の噴火をきっかけにバミューダの魔の三角地帯ではあるものが動き始める。それは海底どころか地球全体をも巻き込む怖ろしいモノ…


バギーちゃ〜〜んッ!号泣!以上、感想終了。早ッ。だってバギーちゃ〜〜んッなんだもん!別に手抜きしてるワケぢゃないですよ?昔の「ドラえもん」映画は良かったねぇ。お話の根底に微妙にダークな要素があって。ドラえもんも毒舌だし。一番のお気に入りは「魔界大冒険」です。あのとてもお子さま向け作品とは思えない伏線の張り方。素晴らしいッ。美夜子さ〜〜んッ!

え〜と。海底世界を舞台にしたこの作品も「魔界大冒険」に負けず劣らず、素晴らしい作品だしKORO的にも大好きな作品ではありますが、ちょっと暗すぎるのが少々減点デス。海底が舞台のせいってワケじゃないんでしょうケド、やたらと暗黒で冷たい印象がするのよねぇ。幽霊船探検は出てくるし、アトランティスだし、ジャイアンとスネ夫は○○するし、○○になりそうになるし、しずかちゃんは○を○○られそうになるし。それに○○が○○じゃうし!全然お子サマ向けな内容じゃないよ!小学生以下が観たら、トラウマ必至の暗黒内容ですよッ!大人になって再見してもヘコんだ。そしてバギーちゃ〜〜んッ!のシーンは号泣必至。愛ですよ、愛ッ!わんわん泣いちゃったよ、エェ年した大人が。

バミューダトライアングルなんて一生行くもんか!と堅く誓いましたヨ。ま、行けませんケドね。伝説の大陸ムーとアトランティスを対立する国に見立て、ミステリー地帯として有名なバミューダ海域を絡ませたストーリーは大人が観ても充分、鑑賞に耐えうる重厚な作り。そしてバギーちゃん。ドラえもん映画といってほのぼのムードを期待して観ると、とんでもないことになる作品です。
1983年/日本/95分/監督:芝山努
ドラえもん のび太の海底鬼岩城
2008.01.06記

「テキオー灯欲しい」
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