ターミネーター4

どこで誰が、未来を変えたのか?

2018年。人類に反旗を翻したコンピュータネットワーク「スカイネット」による核攻撃“審判の日”から10年後。世界は荒廃し、スカイネット率いる機械軍はわずかに生き残った人類を殲滅するためにいよいよ総攻撃を仕掛けようとしていた。審判の日を生き残り、人間たちによるレジスタンス部隊を指揮するジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)は潜入したスカイネット研究所でスカイネットが人間を生け捕りにして生体細胞を複製しようとしていることを知る。スカイネットは民間潜入型ターミネーター“T-800”の開発に着手していたのだ。

同じ頃。レジスタンス本部ではアシュダウン将軍(マイケル・アイアンサイド)ら司令部がスカイネット総攻撃作戦を計画していた。ジョンはその作戦の目的がスカイネットが遂行しようとしている暗殺の阻止だと知るが、その暗殺リストにはジョンの名前と共に最重要ターゲットとして民間人である一人の少年の名前もあった。

一方、荒れ野原と化したロサンゼルス郊外で一人の男が目覚める。名前はマーカス・ライト(サム・ワーシントン)。目を覚ます前の記憶を思い出せない彼は荒れ果てた光景に愕然とする。そこへ汎用型殺人兵器のT-600が出現。窮地に陥ったマーカスを救ったのは孤児の少年と少女だった。

人類はスカイネットによって殲滅されるのか。ジョンの運命は。そしてマーカスに隠された秘密とは。スカイネットに最重要ターゲットとして狙われる少年とは?人間と機械軍の戦いが始まる─


ターミネーターシリーズを猛烈に愛しておるKOROです、わんばんこ。ま、シリーズっつってもジョン・コナーが不細工な3作目は除外ですよ。あの作品にはターミネーター1と2に描かれているような愛がないんだわ。そして主人公のジョンが不細工ならヒロインのケイトも不細工。シュワちゃんはケツ見せてくれんし、T-Xはケツ垂れてるしでやってられマセンよ。それではサヨナラ、サヨナラ、サ・ヨ・ナ・ラ。

マテ。激しくマテ。3作目の感想を書いてんじゃねぇよ。新たなターミネーターシリーズの序章である「ターミネーター4」の感想だろうがッ。え?新たなシリーズだったの?こりゃ知らんかったわ。速攻で3部作構想がなかったことにされそうな予感満載だわ←失礼

3部作を目論んでるってコトですが。一言申します。片腹痛いわッ。誰だ、監督のマックGって。あぁ「チャリエン」の監督か。つ〜ことは。ド派手なだけで緻密なストーリー構成なんか皆無で観終わった後に速攻で内容を忘れちゃう作品作りが得意な監督ってことか←再び失礼

なんつ〜かなぁ。納得しかねるんだよなぁ。ターミネーターシリーズって単なるSFアクションじゃないのよ?時空を超えた愛を描いた究極のラヴ・ストーリーでもあるのよ?アクション要素とSF要素、ロマンス要素が有り得ないくらいにいい塩梅でブレンドされた超一級のエンタテインメント作品なワケですよ。ただ単にドッカンドッカン、爆破シーンがあればいいってもんじゃないんだが。

いきなり文句ばっかり垂れてますが、決して当作品がクソつまらんかったワケではありマセン。「ターミネーター」というタイトルを冠してなければ、及第点の作品だと思う。それなりに金掛かってるし、キャストもそれぞれに役柄を演じきってると思う。主要人物のほとんどに感情移入しちゃいマシタからね。デモ、ジョン・コナーとマーカス・ライトのキャスティングは逆の方がいいかも。どうも今作のジョン・コナーは悪人に見えてしまう。マーカスの方が断然カリスマ性があると思うのはミーのマッチョ好きの為せる業でしょうか。えぇ、そうよマッチョ好きですけどナニか?マッチョ好きでナニが悪い。もっとマッチョ出せ!マッチョしか愛せない身体にしたのはシュワちゃんよ!責任取って頂戴。責任問題はともかく。

CGはあんれまぁ〜ってくらいにド迫力でしたよ。T-800開発直前という設定なんで人型殺人兵器はほぼ出てきませんが、そのかわりにバリエーションで勝負。バイク型に加えてアホみたいにどデカイヤツとか。あれってターミネーター?トランスフォーマーのディセプティコンが次回作の製作費を稼ぐためにバイトで出演してるのかとオモタ←有り得ん。

映像的にはかなり完成度が高かったワケですが、ストーリー展開や伏線の張り方には苦言を呈したい。とにかく底が浅い。ドラマ的な盛り上がりに欠ける。マーカス・ライトなんて登場した時点でどういう役回りなのか瞬時に判る。色んな謎が明かされる件もこれっぽっちも驚きがないんだわ。スカイネットが仕掛けた策略にアホかと思わずツッコミそうになった。ホントにスーパーコンピュータの考えた策略かと。公開前にやたらと宣伝されてた(CG合成の)シュワちゃん登場シーンも監督のマックGはホントにターミネーターシリーズを知ってるのかと首を捻りたくなるような演出でしたよ。出しときゃいいってもんじゃないだろ。あそこは絶対、ジョン・コナーの一瞬の逡巡とかいるだろうよ。なんだかなぁ〜、なんなんだろうなぁ〜。

キャストは概ね満足と書いたけど、マイケル・アイアンサイドの中途半端な扱われ方は不満だ。彼じゃなくてもいいじゃん。ヘレナ・ボナム・カーターもターミネーターシリーズのイメージと合ってないような。どっちかというと「猿の惑星」。そして今回もヒロインが不細工。妊娠してるのか単にデブってるのか、はっきりしろッ!生きるか死ぬかの状況で食べもんにも不自由してるはずなのにバッチリとメイクしてんじゃねぇよッ!…あ、結局文句しか書いてないぞ。それだけターミネーター1と2を愛しておるワケです。まかり間違って続編が作られても観に行くかは激しく疑問だな。
2009年/アメリカ/114分/監督:マックG
TERMINATOR SALVATION
2009.07.20記

「ジョンがあの台詞を言うのは反則だと思ふ」
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