新たなるトランスフォーム<変身>はリベンジから始まる!
ミッション・シティの戦いから2年。アメリカ政府はセクター7を解散し、新たに対ディセプティコン特殊部隊NEST(ネスト)を設立。オプティマス・プライム率いるオートボットたちはその一員として世界各地に散らばるディセプティコンの残党退治に勤しんでいた。しかし最近になってディセプティコンの出没頻度が増えていることと、ある日捕らえたディセプティコンが死に際に残した「ザ・フォールン様が蘇る」という言葉を聞いてオプティマスらはディセプティコンが何か企んでいるのではと疑念を抱く。
一方、大学への進学が決まったサム(シャイア・ラブーフ)は生まれて初めて両親と離れて暮らすことへの期待と不安、離れ離れになってしまう恋人のミカエラ(ミーガン・フォックス)との将来に頭を悩ませていた。その上、戦友であり守護者でもあるバンブルビーに連れていくことは出来ないと説明しなくてはいけない。悩みを抱えながらも引越し作業に追われるサムはディセプティコンを倒したキューブの欠片をクローゼットにしまった古着の中から見つける。その欠片に触れた瞬間、今まで見たこともない文字がサムの頭の中に浮かんできた。しかも、その小さな欠片のパワーによりサム家のあらゆる金属がトランスフォームしてしまう。バンブルビーの活躍でどうにか事なきを得るが、実はキューブによってサムの身体の中にある情報が刷り込まれていた。それはごく普通の大学生活を送りたいと願うサムの希望を打ち砕き、再びトランスフォーマーの戦いに身を投じることとなる前兆だった─。
キターーーーッ!新たなるトランスフォームッ!男前ロボットのオプティマスにまた会える!かわいいバンブルビーちゃんにも会える!そしてセクシー・ダイナイマイッのミーガンちゃんも再び!主役のシャイアたんに会えるのも嬉しいわよ?この作品を鑑賞する前に心ならずもシャイアたん祭りをしたら、迂闊にも好きになりマシタ。ちょっと前までは「ビバリーヒルズ・コップ」に出てたジャッジ・ラインホルドに似てると思ってたのに最近はジャスティン・ティンバーレイクみたいでシャイアたん、セクシー★とか思ってますから。おかしい、ブッダヘアのお兄ちゃんは好みじゃないはずなんだが。それはともかく。
前作もその圧倒的な映像に「あんれまぁ〜ッ」と驚くしかなかったが、今回は更に「あんれまぁ〜ッ」度がアップ。ついでに俺様アメリカ状態もアップですわ。人類とオートボットが同盟を組んでディセプティコン殲滅に燃えておるワケですが、ここでいう人類とはアメリカさんオンリーですよ。地球を守るために戦っているのはアメリカ軍だけなんですよ。中国だろうがエジプトだろうが世界中のどこへでも飛んで行って歴史的遺産でもなんでも派手にぶっ壊す!だってディセプティコンと戦ってるから!傍若無人なストーリー展開が大得意なマイケル・ベイらしいったらねぇや←褒めてるつもり
ま、そんなマイケル・ベイの派手だったら多少、辻褄が合わなかろうがご都合主義だろうが構わん!そしてアメリカ万歳!な精神がダメだって人はとことん受け付けないと思いますがミーは全然平気です。傍若無人だろうが無問題。とにかくトランスフォーマーが拝めればヨイ。ムダに露出過多のミーガンちゃんが拝めれば幸せなのです。
SFアクションものとしては150分という上映時間は長すぎじゃねぇか?と思ったが、それほど中弛みなく観れマシタよ。前作よりも更にトランスフォーマーが大挙して登場するし、相変わらずオプティマスは男前だし、ミーガンちゃんはおっぱい揺らして頑張ってたしで眼福、満腹でしたヨ。映像に関しては、「スゲェ」としかいいようがない。中盤の森の中での戦闘は口あんぐり状態で観たよ。前作の感想でも書いたと思うが、この作品を年端のいかん子供に見せちゃいかんと思うわ。ロボットは実在すると信じ込む。少なくともご幼少時のKOROが観たら確実に「うちにもバンブルビーが来ますように」と毎晩、お星様にお願いしますよ←アホ
約60体と前作の4倍以上のトランスフォーマーが登場してとにかく賑やか。トランスフォームしてからの造型もいいが変身前の車やバイク姿でのバトルシーンもスンバラシイ。さすがマイケル・ベイ。車を撮らせたら巧いわ。お笑い要素もかなり増えてたな。シャイアたんの正に体当たりというか二枚目俳優になろうなんて野望はこれっぽっちも感じさせない不細工ショットがあったりと変なサービス精神満載。トランスフォーマー同士の愉快な掛け合いもふんだんにあり笑わせて頂きマシタ。
ストーリー展開はやや詰め込みすぎの感があり、もうちょっとタイトにしてもいいんじゃないの?とも思いますが、概ね満足。とにかくトランスフォーマーがバンバン出てくれば大満足の単細胞KOROですから。
敢えて不満点をあげるなら引きの映像が少なく、どアップのシーンばかりということかな。ただでさえトランスフォーマーの構造はパーツ過多なのにそれをアップで撮っちゃ余計判りにくいじゃねぇか。ロボット好きのハートを刺激したいなら引きの映像でトランスフォームを見せなくちゃいかんと思うよ?ついでにオートボットもディセプティコンもどこまでが頭でどこらへんが腕なのか判り辛い構造になってるんで、格闘時にはどっちがどっちか判らなくなることしばしば。あ、それと例のロボット。あれは反則だろ。トランスフォーマーじゃなくて「ターミネーター3」だろ。若しくは「スピーシーズ」。続編ではあの系統のトランスフォーマーは出さないでちょうだい。トランスフォーマーの醍醐味はメカメカしいロボットが滑らかに動くトコなんだから。頼むでベイやん←コラ
2009年/アメリカ/150分/監督:マイケル・ベイ
TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN
2009.07.22記